ジェームズ・マカヴォイ七変化がコワすぎる『Speak No Evil』米予告編 ─ デンマーク最恐ホラー『胸騒ぎ』をブラムハウスがリメイク

『X-MEN』プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア役などで知られるジェームズ・マカヴォイ主演、ブラムハウス・プロダクションズ製作ホラー映画『Speak No Evil(原題)』の米予告編が公開された。爽やかな笑顔から、狂気を孕んだ絶叫までマカヴォイの七変化が堪能できる。
第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるやいなやアメリカで大きな話題となり、世界中の映画祭を席巻した、デンマーク発のホラー映画『胸騒ぎ』(2024年5月10日に日本公開)のリメイク作品。バカンス先でイギリス人のパディ(マカヴォイ)とキアラ(アシュリン・フランシオーシ)と意気投合したアメリカ人夫婦のベン(スクート・マクネイリー)とルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)は休暇が終わった後、パディの自宅に招待されることに。しかしバカンス中とは一転、パディや彼の家族も、自宅も不穏な雰囲気がつきまとっていて…
予告編は二家族がバカンス先で初めて顔合わせする場面から始まる。プールやダンス、テラスでの食事などロマンチックで優雅な時間を共にした後、招待を受けたパディの自宅に向かう道すがら「すごく静かだな……近隣に住んでいる人もいなさそうだし」とベンとルイーズは若干不安になる。パディが腕によりをかけた肉料理を振舞おうとすると、ルイーズは「私はベジタリアンで」と断りかけるが、「僕たちからのギフト。医者の命令だから食べてよ」と有無を言わせないパディ。
自然を散策したり、また食事を楽しんだりとパディとキアラは常に上機嫌だが、ベンとルイーズは少しずつ不穏なものを感じ始める。パディが「ちょっとコミュニケーションが取りづらい症状を抱えているんだ」と紹介する息子のアントと、ベンたちの娘アグネスの間にも秘密めいたものが生まれる。ある時、指を切ってしまったルイーズが「ここには医者さんがいるものね」とつぶやくと、「僕は医者じゃないけど」とパディ。「あなた、自分が医者だって言ったよね?」とルイーズに問われるも、「言ったかな?」と明らかに様子はおかしくなっていく。
パディたちのアントへの接し方にも奇妙なものを感じ始めたベンとルイーズは「今夜ここを発ちましょう」と決断するが、アントの身体にも、邸宅内にも新たな事実が発覚する。アグネスは、「ここに来たときから、ずっと私はまともな振りをしていた」と両親に訴えかけるが、ベンたちはこの不気味で奇妙な家族と邸宅から、無事離れることができるのか。そしてパディとキアラ、そしてアントには一体どんな秘密が隠されているのか。彼らの恐怖の「おもてなし」とは……?
監督・脚本を務めたのは『バイオレンス・レイク』(2008)や『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)、「ブラック・ミラー」シーズン3(2016)のエピソード「Shut Up and Dance」などを手がけたジェームズ・ワトキンス。ワトキンスはイギリス・グロスターシャーで行われた本作の撮影を「ちょっと常軌を逸したサマーキャンプのようでした」とジョークを交えてコメントしている。オリジナル作品の監督クリスチャン・タフドルップはブラムハウス・プロダクションのジェイソン・ブラムとともにリメイク作品の製作総指揮に加わっている。
『Speak No Evil(原題)』は2024年9月13日、米国公開。
Source:YouTube