日本時間2017年3月28日(火)夜、前夜に告知があった通り『スパイダーマン:ホームカミング 』 の第二弾となる最新予告編映像が公開された。第一弾として先に公開されていた映像に初解禁となるシーンを多数含め、物語の輪郭がより明らかにされている。
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君はどう見る?新映像の数々
今作では、高校生の新米ヒーローとして描かれるスパイダーマン ことピーター・パーカー。新映像では、ヒーローとしての自らの能力を過信した結果、ヴァルチャー の襲撃を許し大惨事を引き起こしてしまい、トニー・スターク にキツいお灸を据えられる様子が描かれている。ほか、見逃せないミニ・ポイントもたくさん。順に追っていこう。
伸縮スーツ
https://youtu.be/DiTECkLZ8HM トニー・スターク開発による先端技術が詰まったスパイディ・スーツだが、スーツを着用して胸のスパイダー・マークをプッシュすると着用者の身体のサイズに合わせて自動的に伸縮する という便利なギミックが搭載されている模様。そういえば、タイツのようにピチピチなスーツ、こうでもしないと着づらいよね…。
お調子者スパイディ
https://youtu.be/DiTECkLZ8HM スパイダーマンといえば、敵をおちょくるような”口撃”や、自ら設置しておいたカメラに向かってポーズをキメるなど、「お調子者」な一面も魅力。今作でもそんなキャラは健在のようだ。映像冒頭、公衆の面前でスイング移動するシーンでは、空中でおふざけポーズを取りながら、親愛なる隣人がユーモア溢れるキャラクターであることを表現している。 また、客船でモブキャラを懲らしめるシーンでは「武器用フェリーは2時半だよ、乗り過ごした?」と口撃している。(個人的には、客船のシーンで”No, no, no…”とうろたえるパートがいかにもスパイディらしくてとっても好き。)
学園ドラマ要素
https://youtu.be/DiTECkLZ8HM これまでのMCUには無かった「学園モノ」「青春モノ」要素は、スパイダーマンが完ぺきな形でカバーしてくれるだろう。プールサイドでのパーティーに飛び込むシーンやティーンのヒロインとのキスシーンなど、若さ溢れる向こう見ずで甘酸っぱい演出 にも期待できそうだ。
スター・ウォーズのオマージュ
https://youtu.be/DiTECkLZ8HM 創造主スタン・リーは「窓の向こうを見ればスパイダーマンがスイングしている絵が浮かぶような世界を作りたかった」と語っているが、マーベル 映画は僕たちの暮らす現実世界に則している。 ピーターが僕たちと同じようにスター・ウォーズを愛しているのは当然だ。サイエンス・オタクのピーターなのだから、映画の話題なら僕たちとも話が合うだろう。 『シビル・ウォー』では、『スター・ウォーズ:帝国の逆襲』をネタにしていたが、今作ではピーターの友人がデス・スターのLEGOブロックを床に落っことしている。 同じ場面で画面右をよく見ると、X-ウイングの模型の一部も見切れいているのが確認できる。 (ちなみにこのシーンは予告編第一弾から解禁されていたもの。)
https://youtu.be/DiTECkLZ8HM 噂にもあったように、キャプテン・アメリカのカメオ出演 が明らかに。『アベンジャーズ』1作目当時と同じデザインのコスチュームに身を包んだキャプテン・アメリカが、フィットネス・チャレンジのインストラクターとしてテレビ画面に映し出されているが…。一体何をしているんだろう?バイトかな…?
悪の動機
(Photo: Chuck Zlotnick) (c)Marvel Studios 2017. (c)2017 CTMG. All Rights Reserved. http://www.usatoday.com/story/life/movies/2017/03/27/sneak-peek-michael-keaton-is-vulture-in-spider-man-homecoming/99534662/ ヒーローにとって、正義として存在する理由が重要であるように、ヴィランがヴィランとして悪事をはたらくのにも、観客が納得できる動機が必要だ。 今作のメイン・ヴィラン、ヴァルチャーことエイドリアン・トゥームスの悪のモチベーションは共感しやすいものがある。予告編映像でトゥームスは「トニー・スタークみたいな、金と権力」「奴らは俺たちのことなんて気にも留めねえ」 と発言しており、ルサンチマン全開だ。先に明かされたあらすじ によれば、トゥームスはアベンジャーズらの戦闘によって破壊された街の”片付け”をする会社を経営していた。ところが、スタークが設立した政府組織がその業界に介入してきたため激怒しているのだという。なんてわかりやすい!