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『スパイダーマン2』グウェン・ステイシー死亡構想の事実 ─ 1作目脚本家、『アメイジング』シリーズ復帰を辞退した理由

スパイダーマン
MOTION PICTURE (C) 2004 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. All RIGHTS RESERVED. SPIDER-MAN CHARACTER (R) & (C) 2004 MARVEL CHARACTERS, INC. All RIGHTS RESERVED.

サム・ライミ『スパイダーマン』3部作は、現代まで大ブームが続くアメコミ映画の礎のひとつとして、今もファンからの支持を集めるシリーズだ。中でも、スパイダーマン/ピーター・パーカーの若き苦悩と、ドクター・オクトパスとの教訓に満ちた戦いを描いた中間作『スパイダーマン2』(2004)は、シリーズでも特に人気の高い1作。

実はこの『スパイダーマン2』には、当初は全く異なる物語として描く構想があった。1作目『スパイダーマン』(2002)で脚本を務めたデヴィッド・コープが当時3部作の構想を持っていて、2作目ではグウェン・ステイシーが殺されるという展開を用意していたというのだ。結局デヴィッドは1作目限りでシリーズから離脱しているのだが、一体どんなアイデアだったのだろうか。

この度デヴィッドが米Colliderに語ったところによると、自身の3部作ではグウェイン・ステイシーとハリー・オズボーンを掘り下げるつもりだったという。「2作目の中盤でグウェンが殺されるようにしたかったんです。(スター・ウォーズの)『帝国の逆襲』モデルのようになりますからね。それにヴィランも別のやつを使いたかった。別のストーリーを語るつもりだったんです。」

原作コミックでもピーター・パーカーの恋人としても知られるグウェンは、デヴィッドの構想とは別の物語を辿った『スパイダーマン2』には登場しない。ライミ版3部作ではピーターとMJの近づいては離れるような恋を中心的に描いたので、グウェンは『スパイダーマン3』(2007)でMJの恋敵として描かれた。

ライミ版当時、3部作構想を練っていたデヴィッドは、リブート版『アメイジング・スパイダーマン』(2012)の第2作、さらに頓挫した第3作への復帰の話もあったという。こちらも結果的に離脱しているのだが、その微妙な心の内を次のように明かしている。

「たしか 7、8年前にスパイダーマン映画2本に戻るかもという時があったんです。『アメイジング・スパイダーマン』の1作目をやった後ですね。(ライミ版の)『スパイダーマン』第1作の時、3部作をどうすべきか、しっかり計画を立てていたんです。だから、その1作目の頃の物語を完結させられるんだと思って、復帰を楽しみにしていました。

それで、やろうとしていたことで同意を取りつけていたんですけど、もう古いアイデアは引き下げて、2作目の概要を考えたんです。“昔に戻るのはやめよう。もういいんだ。イケると思ってたけど、もう10年も前じゃないか。また作り直すなんて意味がない”と。だから抜けさせてもらったんです。」

グウェンはグリーン・ゴブリンとの戦闘で橋から落とされ、すんでの所で救いそこねて死亡してしまう悲劇で有名だ。このエピソードは『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)で取り入れられた。デヴィッドが実写化したかったアイデアは、形は変わったにせよ実現していたというわけだ。

ちなみに、リブート版『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでは後に『ラ・ラ・ランド』(2016)でブレイクするエマ・ストーンがグウェンを演じたが、ライミ版では『ジュラシック・ワールド』シリーズでブレイクすることになるブライス・ダラス・ハワードが演じていた。

スパイダーマン
(C) 2007 Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.MARVEL,and all Marvel characters including the Spider-Man,Sandman and Venom Characters TM & (C) 2007 Marvel Characters,Inc.All Rights Reserved.

Source:Collider

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発売・販売元:(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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