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クリス・ヘムズワース&マイルズ・テラー、新作ディストピアSF映画に出演 ─ 『トップガン:マーヴェリック』監督&『デッドプール』脚本家が就任

クリス・ヘムズワース マイルズ・テラー
THE RIVER | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19747683572/ | Remixed by THE RIVER

『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースが、『トップガン:マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督による新作SF映画『スパイダーヘッド(原題:Spiderhead)』で主演を務めることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

舞台は近未来。罪を犯した囚人たちは、刑を軽くするため、医療実験にボランティアとして参加する権利を与えられていた。物語の主人公である二人の囚人は、感覚に変化を与える薬を投与され、それぞれの過去と対峙せねばならなくなる……。

出演者はクリス・ヘムズワースのほか、『セッション』(2014)のマイルズ・テラー、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(2020)のジャーニー・スモレット。監督のコシンスキーは、マイルズとは『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)『トップガン:マーヴェリック』に続いてのタッグ。製作はNetflixが務めており、クリスにとっては『タイラー・レイク ―命の奪還―』(2020)に続くNetflix映画となる(ハルク・ホーガンの伝記映画も控えている)。

原作は、現代アメリカ文学における重要な作家のひとり、ジョージ・ソーンダースの同名小説。邦題「スパイダーヘッドからの脱出」として、短編集『十二月の十日』(河出書房新社)に収録されている。ソーンダースは『短くて恐ろしいフィルの時代』(角川書店)『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(河出書房新社)が邦訳されており、ともに海外文学ファンから人気を博している。独特の世界観をいかに映画化するのか、そこにクリスの演技やコシンスキー監督のタッチがどう活かされるのかが見どころとなるだろう。

脚本は『デッドプール』『ゾンビランド』シリーズのレット・リース&ポール・ワーニック。Netflix映画の過去作には『6アンダーグラウンド』(2019)がある。プロデューサーには『トゥモロー・ワールド』(2006)や「ナルコス」シリーズのエリック・ニューマンのほか、クリス・ヘムズワースやリース&ワーニックも名を連ねた。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。