スパイダーマン&デッドプール、『バットマンvsスーパーマン』をボロクソにディスる!昨今のアメコミ映画を痛烈風刺

これまでにもコミックではたびたびタッグを組んだりモメたりしてきた名コンビ、スパイダーマンデッドプール。そんなふたりが主役の『スパイダーマン/デッドプール』で、ライバルのDCコミックスに牙をむいた

新たに刊行された『スパイダーマン/デッドプール』#6で、スパイダーマンとデッドプールはヒーロー映画に物申し、さらにバットマンvsスーパーマン』らしき映画をボロクソにディスったのだ。

ヒーロー映画よ、子どものためにあれ

スパイディ「最近のヒーロー映画はすごく陰鬱になってる、それがわからないんだ。ヒーローがみんなお互いに戦いたがってる。コミック映画は子どもに優しくあるべきじゃないの?

デップー「実際、俺ちゃんの映画もきついR指定だからね。そうでなかったらやめてたけど。でも、君の言ってることはわかるよ」

http://comicbook.com/2016/06/29/marvel-trolls-batman-v-superman-in-spider-man-deadpool/

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このエピソードでは、ある映画スタジオがデッドプールの人生をもとに映画を作ろうとする。ヴィランの“サーモン・スタントマン”がデップーにそれを伝えに来て、あわてたデップーは映画の大先輩であるスパイダーマンを頼るのである。

スタジオの場面では、ここ最近のヒーロー映画を取り巻くネタがこれでもかと登場する。

『X-MEN』のウルヴァリンとストームが「ほかのヒーローがぜんぜん話しかけてこない」「まるで存在してないみたいだ」とボヤいたり、デップーの映画に出るのかと尋ねられたスパイディがあっさり断ったり、そのかわり相棒にコロッサスをあてがわれたりする。かくも難しい権利関係の世界である。

たとえば、X-MENとアベンジャーズ、デッドプールとスパイダーマンは現実に映画会社の都合で共演不可能。 http://comicbook.com/2016/06/29/marvel-trolls-batman-v-superman-in-spider-man-deadpool/

たとえば、X-MENとアベンジャーズ、デッドプールとスパイダーマンは現実に映画会社の都合で共演不可能。
http://comicbook.com/2016/06/29/marvel-trolls-batman-v-superman-in-spider-man-deadpool/

エピソードの終盤で、スパイダーマンとデッドプールは、ヴィランのサーモン・スタントマンを倒す。しかしサーモンこそ、映画でデッドプール役を演じるはずの俳優だった。サーモンが逮捕されて出演者がいなくなってしまったスタジオで、スパイダーマンはある提案をする。

「映画を守るために提案があるんだ。ファンの愛するデッドプールに忠実になったらどう?彼はおかしくて、下品で、暴力的だよ。もしかして本物の俳優を主役にできないかな?ライアン・レイノルズみたいな!

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『バットマン vs スーパーマン』にはセンスがない?

スパイダーマンの提案もむなしくデッドプールの映画は却下され、スタジオは別の映画を作った。それが『Nighthawk v Hyperion: Yawn of Boredom(ナイトホーク vs ハイペリオン:退屈のあくび)だ。

このタイトルは言わずもがな『Batman v Superman: Dawn of Justice(バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生)』のパロディであり、ハイペリオンとナイトホークはそれぞれマーベル版のスーパーマン、バットマンともいうべき存在である。

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さらにこの映画を一緒に観たデップーとスパイディ(仲良し!)は、作品をさんざんにディスるのだ。

デップー「まるでセンスがないな。なんであいつらは1分間戦ったあと親友になれるんだ?」

スパイディ「このあと8本の映画を作るためのシーンなんて気にしないで、まずこの映画を面白くしろよ!」

そして、デップーが自分の映画が作られなかったことに肩を落とすとスパイディがひとこと、

「ハリウッドにはまたチャンスがあるよ。あいつらは同じアイデアを何度も何度もリブートするのさ、自分たちが納得するまでね!

『バットマン vs スーパーマン』どころかDCエクステンデッド・ユニバースごと叩き斬り、ついには自分自身のシリーズまでバッサリいってしまうスタイル、あっぱれである。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、2016年8月10日に、未公開シーンを30分加えた完全版がDVD・Blu-rayで登場する。これ以上ボロクソに言われないことを祈るばかりだ。

source:
http://comicbook.com/2016/06/29/marvel-trolls-batman-v-superman-in-spider-man-deadpool/

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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