『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』大部分がボツにされ大幅延期?ウワサを製作陣が否定「順調に進んでいます」

アニメ『スパイダーバース』シリーズの新作として待ち望まれている『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』に深刻な製作トラブルが生じており、公開が延期されるという噂を、プロデューサーのクリス・ミラーが否定した。
『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は、2023年の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』から続くシリーズ第3弾。『アクロス・ザ・スパイダーバース』ではラストに主人公が窮地に陥ったまま終了するクリフハンガーとなっており、ファンは続編を待ち望んでいる。
しかしこのシリーズは、アニメーション製作に細部までこだわり抜くためプロダクションには時間を要することで知られる。さらに2023年の俳優ストライキで収録が行えなかったこともあり、当初2024年3月とされていた公開が無期延期となった。現時点までに、まだ公開時期の目処は立っていない状況だ。
そんな中、業界の有力レポーターであるジェフ・スナイダーが不穏な情報を伝えた。ソニー・ピクチャーズが『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の“大部分”を“クリエイティブ上の理由”によってボツにした、というのだ、これによって、公開は2027年まで持ち越しになるというのである。その情報によれば、製作チームは方向転換にこそ驚かされたものの、製作時間に猶予ができたことでホっとしているという。
この噂がネット上で拡散されると、映画のプロデューサーであるクリス・ミラーがX上で「何もボツになっていません。リールは順調に進んでいます」と投稿。噂を否定し、ファンを安心させた。
同じく、作曲を務めるダニエル・ペンバートンもXを更新し、「この手の話題には口を出したくないんだけど、インターネットには、必ずしも正確ではない情報が掲載されることもあるよ。うーん」と、情報を訝しむ絵文字付きで投稿。事実上、噂を否定した。
しかし、スクープを伝えたジェフ・スナイダーには言い分があるようだ。ミラーとペンバートンのXでの否定投稿をまとめた米Varietyの記事を引用しながら、「Vairetyはコメントすら取りに行っていない。最近は取材もしなくなっているんだな」と媒体を批判しながら、「クリスとダニエルが反応したということは、情報には少なくとも事実が含まれていたという証拠だ。そうでければ、ネットの与太話ということで無視すればいいんだから」「ところで、結局公開はいつになるんだ?」と続けている。
実際のところ、『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開時期はなかなか明らかにされない。前作『アクロス・ザ・スパイダーバース』が2023年6月に公開されてから早1年以上。ストーリーが繋がっているだけに、なるべく速やかに続編を望みたいところだが……。
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Source:Variety