Menu
(0)

Search

うろ覚えさんのための『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ヴィラン復習 ─ これを読んでおけば大丈夫

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のヴィラン(悪役)たち
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

リザード(『アメイジング・スパイダーマン』)

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

リブート版シリーズの最初のヴィラン。本名カード・コナーズ。ピーター・パーカーの死別した父の研究者仲間だ。このシリーズではピーターの両親の死が一つのミステリーになっていて、真相に近づくためにピーターはコナーズ博士のもとを訪れる。

コナーズ博士の理念は、科学の力で「弱者のいない世界」を作ること。研究テーマは異種間遺伝子交配だ。トカゲの遺伝子を活用すれば、様々な難病を治療できると信じている。またコナーズ博士は、自身も右腕がない。トカゲの尻尾が切られても再生するように、研究で自分自身の右腕も治したいと考えている。

コナーズ博士の実験はなかなか前進せずにいたが、ピーターが編み出した化学式がヒントとなってネズミの脚の再生実験に初成功。しかし、人体実験を急がされたコナーズ博士がこれを拒むと、研究からクビにされてしまう。

このままでは、これまでの研究の成果や、自分の右腕を再生させる機会も奪われると考えたコナーズ博士は、自ら被検体となって人体実験を行う。すると右腕が生えだし、実験は成功したかに見えた。

アメイジング・スパイダーマン
© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. Marvel, and the names and distinctive likenesses of Spider-Man and all other Marvel characters: TM and © 2012 Marvel Entertainment, LLC & its subsidiaries. All Rights Reserved.”

どうしてヴィランになった?

念願の右腕を得たコナーズ博士だが、身体の異変が止まらず、トカゲ人間のような怪人へ変貌してしまう。こうしてリザードとなったコナーズ博士は、自分にクビを言い渡した男を襲って逃走する。

下水道に逃げ込んだコナーズ博士の姿は人間のものに戻っており、再生したはずの右腕もボロボロと崩れ落ちる。下水道を拠点に、独自に再研究を始めていたコナーズは、量を増やして再投薬。この結果、より完全かつ強力なリザードとして生まれ変わる。

スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだといつ知った?

コナーズ博士が再投薬によってリザードとなった直後、下水道に張り込んでいたスパイダーマンを追い払う。この時、現場に残ったカメラにピーター・パーカーの名前シールが貼られていたため、正体を知る。

スパイダーマンとどう戦った?

自分の研究で人類を救えるとの考えに取り憑かれたリザードは、研究の邪魔をするスパイダーマン/ピーター・パーカーを倒すため、ピーターの通う高校に出現。巨体化したパワータイプのリザードと、小柄ですばしっこいスパイダーマンとのバトルが繰り広げられた。

スパイダーマンはクモ糸を駆使してリザードの動きを食い止めようとするが、リザードはこれをもろともせず猛進。厄介なのが尻尾による打撃だ。遠心力も加わることで、スパイダーマンをいとも簡単に吹き飛ばした。リザードは校内でスパイダーマンとの激しい攻防戦を展開したが、途中で下水道をつたって逃走する。

リザードの地下研究所にたどり着いたピーターは、薬剤の噴霧装置を使ったリザードの計画を突き止める。この装置は、もともと感染症を絶滅させるために、薬剤を雲に変えて街中に降らせる用途として開発されていたものだが、リザードは人をトカゲ人間に変える薬剤を噴霧することを思いついていたのだ。

トカゲの治癒能力を持つリザードは、機動隊による銃撃にもダメージを受けず、研究所から噴霧装置を回収し、オズコープ・タワーの屋上にセットする。駆けつけたスパイダーマンはリザードを食い止めようとするが、体格でもパワーでも勝るリザードに歯が立たない。リザードはスパイダーマンを捕まえて、両手首のウェブシューターを握り潰して破壊。尻尾で首を締めながらマスクも剥ぎ取り、スパイダーマンは絶体絶命の危機を迎える。

そこに駆けつけたジョージ・ステイシー警部(ピーターの恋人グウェンの父親で、スパイダーマンを敵対視している)がショットガンで援護射撃を加えたことでスパイダーマンは解放。ジョージがリザードを撃ち続ける間、スパイダーマンは装置を止めに向かう。リザードは被弾ダメージを一瞬で回復させ、すぐにジョージを倒してスパイダーマンを追う。

最後はどうなった?

噴霧装置の発射寸前のところで、スパイダーマンは薬剤を解毒剤に差し替える。天空めがけて発射された薬弾を見たリザードはほくそ笑むが、雪のように降り注ぐ解毒剤を浴びてパワーを失い、2人はタワーから落下。人間に戻り始めた身体でピーターを掴んで助けた。正気を取り戻し、先ほど自分が攻撃したジョージ・ステイシーの安否も気遣う。その後、コナーズ博士はテロリストとして逮捕されたのだった。

演じている俳優は誰?

リス・エヴァンス。1999年の『ノッティングヒルの恋人』では、主人公の風変わりな同居人を演じて存在感を示す。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010)ではルーナ・ラブグッドの父ゼノフィリウスを演じた。『キングスマン:ファースト・エージェント』ではヴィランとして登場するグリゴリー・ラスプーチンを怪演している。

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly