「イカゲーム」デヴィッド・フィンチャーで英語版ドラマ製作へ

『セブン』(1995)『ファイト・クラブ』(1999)などの鬼才デヴィッド・フィンチャーが、Netflixの人気シリーズ「イカゲーム」英語版新シリーズを手掛けることがわかった。米Deadlineが報じた。
韓国製作の「イカゲーム」は、一攫千金を目指す老若男女挑む命懸けのサバイバルゲームを描くドラマ。劇中に登場するゲームは韓国の子供遊びがモチーフとなっており、その昔懐かしさと息呑む恐ろしさの奇妙なギャップが話題に。シーズン1は2021年に全世界配信されると、Netflixで最も視聴される非英語シリーズとなった。2024年12月26日よりシーズン2が配信される。
2023年には、ドラマに基づくコンペティション番組「イカゲーム:ザ・チャレンジ」も登場したが、英語脚本シリーズが制作されるのは初。内容はヴェールに包まれており、英語リメイクとなるのか、新たな物語となるのか、オリジナル版と同じ世界観に属するのかどうかといった詳細は不明だ。

業界では、以前からフィンチャーによる「イカゲーム」映画化企画が噂されていたというが、ドラマシリーズとして成立する見込みという。脚本は「Utopia -ユートピア-」(2013-2014)「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」(2020)などのデニス・ケリーが手掛けるとされる。
フィンチャーにとっては、2023年の『ザ・キラー』に続いてのNetflix作品となる。おそらくこの「イカゲーム」英語版がフィンチャーの主な2025年の仕事となるようで、その機運はここ数週間で高まっているとDeadlineは伝えている。哀愁漂うサイコ・スリラーを得意とするフィンチャーは、「イカゲーム」をどう調理するか。
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Source:Deadline