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ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』粗編集、ほぼ完了済み ─ 「撮影中も編集作業に時間をかけた」

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は、本撮影を終え、早くも映画本編の粗編集をほぼ終えているという。ガン監督がInstagramにて記している。

2019年9月から始まった『ザ・スーサイド・スクワッド』の本撮影は、約5ヶ月間を経て2020年2月末に終了したばかり。これから編集やCG作業など、ポストプロダクション(仕上げ作業)に入っていくことになる。「作品を観るのが待ちきれません」との声に、監督も「お見せするのが楽しみです」と反応。作業の進捗状況については、「ほぼ全編の粗編集は終わっているのですが、編集者によるアセンブリー(・カット)ができるまで2週間待たなきゃいけません」と報告して、「僕はどうしていればいいのかわかりません」と泣き笑いの絵文字を添えた。

https://www.instagram.com/p/B9J8oaygogf/

アセンブリー・カットとは、映画編集の初期段階にあって、撮影された素材をほぼすべて取りそろえた編集版のこと。そこから不要なシーンを削除したり、細かい調整をかけたりという作業を重ねることで、映画は編集工程の終了に向けてブラッシュアップされていくことになる。“粗編集版”がどのような仕上がりになっているのかは不明だが、ガン監督が「撮影中も編集作業に時間をかけた」とも記しているところには注目だ。

本作は2021年夏の米国公開予定とあって、これから製作チームは長期にわたるポストプロダクションに入るとみられる。あるファンの「もう撮影は終わっているのに、どうして公開までそんなに時間がかかるんですか?」との質問に、監督は仕上げ作業の重要性をこう説いた。

「作曲やVFX、編集、音響の作業には長い時間を要するもの。ポストプロダクションは映画製作のラスト3分の1なのです。最初の3分の1が脚本執筆、次の3分の1が撮影ですが、それらと同じように大切なプロセスなんですよ。」

『ザ・スーサイド・スクワッド』は、デヴィッド・エアー監督による『スーサイド・スクワッド』(2016)の純粋な続編ではなく、「ユニバースを再発明する」作品になるとのこと。出演者にはハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、リック・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが続投。新キャストとして『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバ、『バンブルビー』(2018)のジョン・シナ、ガン監督作品の常連者であるマイケル・ルーカー&ショーン・ガン&ネイサン・フィリオン、『アントマン』シリーズのデヴィッド・ダストマルチャン、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)監督のタイカ・ワイティティらが参加した。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定

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Source: James Gunn

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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