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ドラマ「スター・トレック:ディスカバリー」シーズン2、スポック役の俳優が決定

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ドラマシリーズ「スター・トレック:ディスカバリー」(2017-)のシーズン2に登場するスポック役の俳優が決定した。米Varietyほか複数のメディアが報じている。

「スター・トレック:ディスカバリー」は、「スター・トレック」シリーズの第1作にあたるドラマ「宇宙大作戦」(1966-1969)の約10年前を描くストーリー。2019年に米国で放送されるシーズン2では、「ディスカバリー」のU.S.S.ディスカバリー号と、おなじみU.S.S.エンタープライズ号がついに遭遇するという。2018年7月、ショーランナー(制作統括)のアレックス・カーツマン氏はシーズン2にスポックが登場することを認めていた。

このたびスポック役への就任が決まったのは、ヒース・レジャー主演映画『恋のからさわぎ』(1999)のドラマシリーズ版(2009-2010)でヒースと同じパトリック・ヴェローナ役を演じたイーサン・ペック。名優グレゴリー・ペックの孫で、映画『スリーピング ビューティー 眠り姫と悪魔の館』(2016)では主演を務めた人物だ。自身のInstagramには、すでに「長寿と繁栄を」のハンドサインを見せる写真が投稿されている(イーサンは写真中央)。

『スター・トレック』シリーズのスポック役は、ドラマ「宇宙大作戦」や映画シリーズ(1979-1991)などではレナード・ニモイが、リブート版映画『スター・トレック』(2009)以降の通称「ケルヴィン・タイムライン」ではザカリー・クイントが演じている。いうなればイーサンは“3人目”のスポックとなるわけだ。

ショーランナーのアレックス氏はスポックというキャラクターに敬意を払った上で、新たな俳優の起用についてこう述べている。

「偉大なるレナード・ニモイ、そして才気あふれるザカリー・クイントは、論理と感情の間で板挟みになったキャラクターに比類なき人間性をもたらしました。彼らのように独自の解釈を役柄に持ち込める俳優を、そして論理を超えたスポックの素晴らしい性質である、共感や直感、哀れみと混乱、そして憧れをたやすく体現できる俳優を私たちは数ヶ月にわたって探したのです。イーサン・ペックはそうした特徴をそなえており、またレナードやザック、ファンのみなさんに対する巨大な責任を認識しており、そして、スポックが残したものを守り、拡大するという仕事に臨む準備ができていました。彼をファミリーに迎え入れることに、私たちは胸を躍らせています。」

ドラマ「スター・トレック:ディスカバリー」シーズン2は2019年米国放送予定。なおシーズン1はNetflixにて独占配信中。

Sources: Variety, Deadline
Eyecatch Image: Ethan Peck

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。