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「ストレンジャー・シングス」スピンオフ、『スター・ウォーズ』とは異なり「神話は拡大しない」 ─ 「つながりはあるが、アンソロジーのように」

ストレンジャー・シングス
STRANGER THINGS. (L to R) Finn Wolfhard as Mike Wheeler and Millie Bobby Brown as Eleven in STRANGER THINGS. Cr. Courtesy of Netflix © 2022

Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)の完結が近づくなか、複数のスピンオフ企画が進行中だ。シリーズの世界観を“拡張”する新作では、どのような物語が展開されるのか──。製作者のダファー兄弟は、同じくスピンオフが精力的に開発されている『スター・ウォーズ』とは異なる方向性であることを明かした。

Varietyのインタビューにて、マット・ダファーは「『スター・ウォーズ』のような作品とは全く違います。そういう形ではうまくいきません」と明言。「ストレンジャー・シングス」の「ブランド」や「物語のスタイル」の一部として、「とてつもなく複雑な神話を拡大するのではなく、子供や冒険、SFファンタジー」を重視したものになるという。

「ストレンジャー・シングス」は来たるシーズン5でフィナーレを迎えるが、ダファー兄弟は未完の要素を残さず完結することを明かしており、スピンオフは本家の物語とつながりを持たない作品になるとみられる。実際に、2022年に発表された実写スピンオフ企画は、本家とは「1000%異なる」物語になると予告されていた。

今回、ロス・ダファーは主要スピンオフの構想について「少し違った世界になります。つながりはあるものの、ある意味アンソロジー的な構成になります。僕たちは『スター・ウォーズ』ではないので、“今度はこの惑星に行く”ということは出来ないんです」ともコメント。マットも「制約が多すぎると、物語の観点でフラストレーションが溜まってくる」と付け加えている。

スピンオフでダファー兄弟はショーランナーを務めないものの、「クリエイティブ面で深く関与」し、「進行を手伝う」とのこと。開発は「ストレンジャー・シングス 5」の制作と並行して行われ、そのプロセスは「とても楽しかった」とマットは振り返っている。「新しいキャラクターから始めるので、真っ白なキャンバスのような状態です。何にも縛られません。すごく新鮮な感じがします」。

なお「ストレンジャー・シングス」ユニバースでは、アニメ版「Stranger Things: Tales From ’85(原題)」も進行中。ダファー兄弟は完成した第1話を視聴しており、マットは監督のエリック・ロブレスを「見事にやり遂げた。本作らしい仕上がりだ」と称賛。ロスによると、アニメーションスタイルは「アーケイン」に似ているという。

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」は、VOL 1(第1~4話)が2025年11月27日(木)10時、VOL 2(第5~7話)が12月26日(金)10時、フィナーレ(第8話)が2026年1月1日(木)10時より世界独占配信。

Source: Variety (1, 2)

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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