『ジョン・ウィック』チャド・スタエルスキ、今度はファンタジードラマをプロデュース ─ 『エレクトラ』脚本家が手がける

『ジョン・ウィック』シリーズの監督として知られるチャド・スタエルスキが、自身が率いる87Eleven Entertainment傘下でファンタジー小説『Spellslinger(原題)』シリーズをドラマ化することが明らかとなった。米Varietyが報じている。
原作はセバスチャン・デ・カステルによるヤングアダルト小説シリーズで、児童文学に贈られる英図書館協会のカーネギー賞にノミネートされ、12以上の言語に翻訳済み(邦訳は未出版)。6冊で構成される物語はすでに完結しており、現在は前日譚シリーズ『Way of the Argosi(原題)』が展開されている。
主人公は“魔法がすべて”の世界に暮らす、魔法が使えない16歳の少年ケレン。ドラマ版のログラインでは、「大陸規模の戦争を阻止する任務を課された、謎の一派“アルゴシ”の向こう見ずな冒険家とケレンが出会うとき、彼の人生と世界、そして家族が翻弄されることになる。トリックと罠、魔法、そして喋るリス猫が満載!」と紹介されている。
ショーランナー・脚本を務めるのは、『エレクトラ』(2005)「アイアン・フィスト」(2017-2018)のほか、「スリーピー・ホロウ」(2013-2017)なども手がけたM・レイヴン・メツナー。製作総指揮にはスタエルスキとメツナー、87Elevenのジェイソン・スピッツとアレックス・ヤング、Basset Hound Distributionのマイケル・R・ゴールドスタインとアレクサンドル・コスカスが名を連ねる。
多忙を極めるスタエルスキは、ただいま新プロジェクトが目白押し。リブート版映画『ハイランダー』をはじめ、人気小説の映画版『ブラック・サムライ』、テロリストと戦う刑事を描く小説をドラマ化する「ジョー・レジャー(原題)」、実写映画版『Ghost of Tsushima』、アクション推理ミステリー『ザ・プロフェッショナルズ(原題)』などの企画が待機中だ。
▼チャド・スタエルスキ の記事
『ジョン・ウィック』監督「『カウボーイビバップ』は全暗記している」「もしも渡辺信一郎さんのように絵が描けたなら」日本アニメ愛熱弁 『ジョン・ウィック』にも大きな影響 アカデミー賞、スタントデザイン賞が新設決定 ─ 2027年公開作から対象に チャドの言う通りになった 『ジョン・ウィック』前日譚アニメ映画製作決定 ─ キアヌ・リーブス声優でシリーズ1作目以前を描く アニメでも大暴れ! 『ジョン・ウィック5』キアヌ・リーブス続投、正式発表 ─ チャド・スタエルスキ監督も再登板へ どうやって? 『ジョン・ウィック』初スピンオフ『バレリーナ:The World of John Wick』8月日本公開決定 ─ 配給はキノフィルムズに 「復讐は伝播する」
Source: Variety