1980年代アクションスターは絶滅するのか?77歳スタローン「自分は最後の恐竜だ」

俳優シルベスター・スタローンが50年のキャリアを振り返り、自らを「最後の恐竜だ」と語っている。その意図とはいったい……?
スタローンは、最新作となる『エクスペンダブルズ』シリーズ第4作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の公開を控えているところ。『ロッキー』『ランボー』シリーズの大ヒットを機に、ハリウッドで活躍し続けてきたスタローンは77歳になっても現役のアクションスターだ。
この度、自身の新作ドキュメンタリー作品『スライ:スタローンの物語』のプレミアイベントに出席したスタローンは、Entertainment Tonight Canadaとのインタビューで50年以上にわたるキャリアを振り返っている。キャリアを長く続けることは「準備が効かないこと」と語るスタローンは、自身の今をどう捉えているのか。
「自分のキャリアが長続きしていることには驚かされます。いつまで待ってもらえるかは分かりませんからね。社会は変化し、映画の商業性はどんどん速まっていくはかりです。長続きできるということは、貴重になっていくでしょう。」
スタローンは、ロッキー・バルボアやジョン・ランボーといった、負け犬から這い上がるアクションヒーロー像を1970〜80年代に生み出した。この他、数多のアクション映画に出演し続け、アーノルド・シュワルツェネッガーと共にアクション界を牽引してきた。同世代で現役を続ける者が少なくなってきている状況に、スタローンは「自分を最後の恐竜のようなものだと考えています」と表現している。
スタローンが着目したように、映画業界も激動の変化の最中にある。スタローンは改めて自身のキャリアを「とても誇らしく思っています。冷静に考えて、これはスゴいことなんです。だって、50年近くも続けてこられたのですから。当たり前だとは思っていません」と語った。
『エクスペンダブルズ』最新作のほか、スタローンは今後も『Little America』『Never Too Old to Die』(共に原題)といったアクションジャンルへの出演を予定しており、これからもアクション俳優であり続けるだろう。一方、「残りの大半は愛する者たちとの時間を過ごしたいです」と家族への想いも語るなど、仕事とプライベートのバランスも意識した俳優生活を送っているようだ。
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Source: Entertainment Tonight Canada