『スター・トレック』初代カーク船長役ウィリアム・シャトナー復帰の可能性、「正当な理由があれば考えてもいいかも」

『スター・トレック』シリーズの主人公、ポップカルチャーの歴史に残るアイコンでもあるジェームズ・T・カーク船長を、“初代”ウィリアム・シャトナーが再び演じることはありうるか……。御年93歳のシャトナー本人が復帰の可能性を語った。
シリーズの始まりとなったドラマシリーズ「宇宙大作戦」(1966-1969)や、その後の映画シリーズ6作などでカーク船長を演じてきたシャトナー。その後はJ・J・エイブラムス製作の映画版でクリス・パインが、「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」(2022-)ではポール・ウェズレイがこの役どころを引き継いでいる。
Canadian Pressにて『スター・トレック』にカーク船長役で再登場する可能性を問われたシャトナーは、まず「面白いアイデアだけど、ほとんど不可能だと思う」とひとこと。しかし、絶対にありえない話ではないとも強調した。
「(カークは)素晴らしい役柄で、とてもよく書かれているので、ただのカメオ出演ではなく、キャラクターが登場する正当な理由があれば考えてもいいかもしれませんね」
シャトナーが『スター・トレック』に出演した最後の作品は、1994年の映画『スタートレック ジェネレーションズ』。以来、自身は演じていないにもかかわらず、30年にわたって再演が望まれていることになる。
また、現在はCG技術の力を借りた“デジタル若返り”も決して珍しくない時代。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)でハリソン・フォードも昔の姿になったように、シャトナーも「映画なら自分自身より10歳、20歳、30歳、50歳若く見せることもできる」と口にした。
ちなみに、シャトナーにはカークを再登場させるためのちょっとしたアイデアがあるらしい。「私(カーク)の身体と脳を、未来のために凍結させようとしている企業がある、というのはどうでしょう。“カーク船長の脳はここに冷凍保存してあるんだ!”というシナリオです」
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Source: Canadian Press