クリステン・スチュワート、『チャーリーズ・エンジェル』は「いいアイデアだけど、やりたくはなかった」─ 「キャメロン、ドリュー、ルーシーにはかなわない」

子役デビューに始まり、大ヒットシリーズ『トワイライト』やアカデミー主演女優賞にノミネートされた『スペンサー ダイアナの決意』(2021)に至るまで、クリステン・スチュワートは豊富なキャリアを誇っている。大作からインディペンデント作品まで幅広く活躍を続けているが2019年の映画『チャーリーズ・エンジェル』の製作については複雑な想いがあったようだ。米Varietyのゲーム企画にて明かしている。
米国にて1976年から1981年まで放映された探偵ドラマシリーズ『チャーリーズ・エンジェル』は、劇場映画として2000年にキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューらが主演した『チャーリーズ・エンジェル』(2000)、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003)が製作された。スチュワートが出演した『チャーリーズ・エンジェル』はその続編にあたり、スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカが主演を務め、エリザベス・バンクスがメガホンを取った。
スチュワートは、セリフから作品名を当てるゲーム企画「Know Their Lines(セリフ覚えてる?)」にて「知ってた?男は女が相手だと危険の察知が男が相手のときより7秒遅いってこと」との出題に遭遇。これは『チャーリーズ・エンジェル』内のセリフで、スチュワート演じる変装のプロ・サリーナによる冒頭シーンに登場。スチュワートはロングヘアーのウィッグをかぶり、か弱いフェミニンな女性と見せかけて、男性を油断させたところで攻撃する。
スチュワートは「これを言ったのを覚えてますよ、『チャーリーズ・エンジェル』からですね」と即答した後、「当時、いいアイデアだと思いましたが、作るのは嫌でした。他に何と言えばいいのか分からないです」と苦笑いを交えてコメントしている。というのも前2作が大好きだったのだそうだ。
「正直言って、あの3人にはかなわない……キャメロン、ドリュー、ルーシーには。あの映画が大好きだから。強いて言うならそういうことですね。」
ショートヘアでボーイッシュなサビーナは、プライベートのスチュワートのイメージとも近く、新たな魅力を持つエンジェルを好演したが、キャメロンたちが演じた3人のエンジェルが印象深かった分、スチュワートにとってはプレッシャーもあったのかもしれない。
A24製作による最新主演作『Love Lies Bleeding(原題)』が間もなくサンダンス映画祭でのプレミア上映を控えているスチュワート。近年は監督業にも進出し、唯一無二の存在感を益々高めている。
Source:Variety