「ストレンジャー・シングス」スピンオフが正式始動 ― オリジナルと「1000%異なる」作品に

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)のシーズン4が記録的ヒットを飛ばす中、かねてから噂されていた実写版スピンオフが動いていることが判明した。米Deadlineが報じている。
クリエイターのダファー兄弟は、同シリーズでおなじみ‟裏側の世界(Upside Down)”を冠した会社Upside Down Picturesを設立し、複数の新たなNetflixプロジェクトに取り組むという。その内の一つである「ストレンジャー・シングス」スピンオフ・シリーズは、ダファー兄弟のオリジナルアイディアを基に、Upside Down Picturesと21 Lapsがプロデュースを担当する。
では、一体どのような内容になるのだろうか。これまで同シリーズのスピンオフ企画については、イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンが率いるという噂や、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォがスティーブ&ダスティンの物語に意欲的であることが報じられてきた。しかし、ダファー兄弟はポッドキャストHappy Sad Confusedに出演した際、次のシリーズはオリジナルと「1000%異なる」ことを強調している。
「後に続くものではありません……イレブンのスピンオフがあるとか、スティーブとダスティンのスピンオフがあるとか、別のナンバーになるとか、そんな噂を読んだことがあります。そういったものは、僕にとって面白くありません。僕たちはそのすべてを探求するために、何時間費やしたかわからないのですから。全く違いますよ。」
以前ダファー兄弟は、マイク役のフィン・ウォルフハードがスピンオフ企画のコンセプトを正確に言い当てたことを明かしているが、詳しい内容はいまだベールに包まれたまま。ポッドキャストによるとオリジナルとの共通点は「ストーリーテリングの感性」であり、「『ストレンジャー・シングス』の世界とつながるストーリーもあるけれど、それよりも、そのストーリーをどう伝えるかが重要」とだけ明かしている。
なお、スピンオフはダファー兄弟が舵を取るわけではなく、「上手くいけば、僕らが新しいことをしている間に、バトンを渡すのに適した人を見つけられるかもしれない」と、別のショーランナーに任せる可能性を明らかにした。シーズン5がオリジナルキャラクターたちとの最後の別れになるのは寂しいが、ダファー兄弟が「本当にワクワクしている」と語るスピンオフの続報を期待して待ちたい。
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Source: Deadline, Happy Sad Confused