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「SUITS/スーツ」新シリーズ、わずか1シーズンで打ち切り終了 ─ 復活プロモーションも低評判、「将来的な成長見込めず」

SUITS/スーツ
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人気ドラマ「SUITS/スーツ」(2011-2019)の新シリーズ「Suits LA(原題)」が、わずか1シーズンで打ち切りとなった。その理由をスタジオの幹部が明かしている。

本家「SUITS」は、ニューヨークの弁護士事務所を舞台にした人気リーガルドラマ。2023年のストリーミング配信をきっかけに再ブームが起こり、ロサンゼルスを舞台にしたスピンオフ「Suits LA」の制作が決定した。

この新シリーズでは「ARROW/アロー」スティーヴン・アメルが主演を務め、本家よりハーヴィー役ガブリエル・マクト、ルイス役リック・ホフマン、ポール役デヴィッド・コスタビルがゲスト出演。シリーズ復活に向けて、大々的なプロモーションが展開されていた。

しかし、2025年2月のシリーズ開始直後から評価は低く、視聴率も伸び悩んだ。米Rotten Tomatoesでは、批評家から39%、視聴者から55%という厳しいスコアを獲得。本家の爆発的ヒットを背景に注目を浴びていたが、早くも打ち切りの憂き目にあった。ちなみに、過去のスピンオフ「SUITS:ジェシカ・ピアソン」(2019)も1シーズンでキャンセルされている。

もっとも、今回の打ち切りは驚きをもって受け止められている。「SUITS」復活に向けてNBCが多大な投資を行っていたことから、業界関係者の間では「もう少し様子を見るだろう」と予想されていたためだ。

では、なぜ1シーズンで終了という決断が下されたのか。米NBCユニバーサル・エンターテインメントで番組編成戦略を統括するジェフ・ベイダー氏によると、最大の理由は「シリーズの将来的な成長性が見込めなかったこと」だという。

「どの番組を更新するかについて話すのは非常に難しい。『Suits』は短期間で終了しましたが、それは我々が期待したほどの反響を得られなかったからです。視聴者の心に響かなかったのか理由は様々ですし、巷でも憶測が飛び交っています。ただ残念ながら、将来的に成長する兆しが見られなかったのです。」

なお、NBCでは他にも「Found」、「The Irrational」、「Lopez vs. Lopez」、「Night Court」の打ち切りが発表済み。「Suits LA」は、2025年5月18日放送の第13話をもってシリーズ完結となる。

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Source:Variety

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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