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80年代ひと夏の恋描く『Summer of 85』ときめきの青春切り取った場面写真 ─ 巨匠フランソワ・オゾン監督最新作

Summer of 85
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE

カンヌ・ベルリン・ヴェネツィアといった世界三大映画祭の常連であるフランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン監督による最新作『Summer of 85』より、少年たちの濃厚なひと夏を彩る、まばゆいほどの映像美を切り取った場面写真が一挙に公開された。

本作の原作は、オゾン監督自身が17歳の時に出会い深く影響を受けたという、エイダン・チェンバーズの小説『おれの墓で踊れ』(徳間書店)。運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れが描かれる。

そんな本作の世界観を切り取った場面写真は全9点。颯爽とバイクで風を切るダヴィドの肩にアゴを乗せ、初恋の喜びを噛みしめるように頬を寄せるアレックスの姿や、夕日を眺めながらのハグ、クラブやジェットコースター、セーリングを楽しむデートシーンなど、ティーンエイジャーならではの無邪気さと親密な空気が漂う、ときめきに満ちた恋の瞬間が切り取られている。

Summer of 85
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE
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Summer of 85
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Summer of 85
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映画化にあたり、オゾン監督は「青春映画の約束事に沿って撮影することが私にとって重要でした」と語る。「少年2人の恋愛に皮肉なんか一切加えず、古典的な手法で撮って、世界共通のラブストーリーにしたんです」。原作に感銘を受けた当時の感情を投影しながら、誰しもに訪れる初恋の衝動を圧巻の映像美と巧みな演出で鮮やかに映し出したオゾン監督。「大事なのは2人の信頼関係を見せること、僕が10代の頃に感じたことを表現することですから」とこだわりを明かす。

⼈⽣を揺るがすほどの初恋に喜び悶え苦しむ純真な少年アレックスを全⾝全霊で演じるのは、オゾンに「リバー・フェニックスの再来」と言わしめた注目の新鋭フェリックス・ルフェーヴル。また、アレックスを虜にする魅力と野心に満ちた少年ダヴィドには、フェリックスと同じくフランス映画界から高い注目を浴びるバンジャマン・ヴォワザン。破裂しそうな初恋の衝動が押し寄せる純度100%のラブストーリーで描かれる揺れ動く思春期、見え隠れする青春の危うさの一片を感じてみてほしい。

Summer of 85
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE
Summer of 85
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE
Summer of 85
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セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳のアレックス。突然の嵐に見舞われ転覆した彼を救助したのは、18歳のダヴィド。ふたりはすぐさま惹かれ合い、友情を超えやがて恋愛感情で結ばれる。アレックスにとってはこれが初めての恋だった。互いに深く想い合う中、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる。しかし、ダヴィドの不慮の事故によって恋焦がれた日々は突如終わりを迎える。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった……。

映画『Summer of 85』は2021年8月20日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか 全国順次公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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