コリン・ファース&スタンリー・トゥッチ共演のラブロマンス映画、海外予告 ─ 20年来の恋人たちが過去を再訪、認知症めぐる物語

『英国王のスピーチ』(2010)『キングスマン』シリーズなどで知られるコリン・ファースと『プラダを着た悪魔』(2006)などのスタンリー・トゥッチが共演する新作ラブロマンス映画『Supernova(原題)』の海外版予告編が公開された。
“モダン・ラブストーリー”と形容される本作では、20年来のパートナーとして人生を共にするサム(ファース)とタスカー(トゥッチ)が、イギリスの家族や旧友、縁のある地を再訪していく姿が描かれる。タスカーは2年前から初期の認知症を患っており、その病状は仕事も辞めなければならないほど。旅に出た2人は過去を懐かしむ一方で、将来を巡って衝突する。秘密やそれぞれの人生計画なども顕になり、2人はこれまでにない試練に直面。悪化していくタスカーの病を前に、2人は“他人を愛すること”の意味について向き合うことになり…。
予告編の冒頭、サムとタスカーは秋が深まるイングランドの広大な自然をキャンピングカーで駆け抜ける。「この道をまた走れて良かったと思わないかい?」。他愛もない会話で故郷を懐かしむサムとタスカー。サプライズ・パーティで旧友たちから歓迎された2人は、一緒の時間を楽しみながらも互いの将来、関係性を見つめ直すことになる。
「もし1つ願いを叶えられるとしたら、何にする?」「この休暇がずっと続くことかな」。2人は現実から遊離した理想を思い描く。一方で、「症状が悪くなっているって分かるかい?」とタスカーがサムに問いかけるなど、現実と向き合わざるを得ない瞬間も。「こんなの君にはあんまりだ」「そういうことじゃない。全ては愛なんだ。最後まで君のそばで見届けたいんだ!」。パートナーを気遣うタスカーと、病を患う恋人に真っ直ぐな思いを吐露するサム。旅を通して数々の困難に直面する2人が行き着く先とは…?
監督・脚本を務めるのは、『愛欲のプロヴァンス』(2017)など、俳優としても知られる35歳の新鋭ハリー・マックイーン。2014年に自ら主演を務めた『Hinterland(原題)』で監督デビューを果たした。製作は、『リジェネレーション』(2015)『I Am Not a Witch(原題)』などで知られるエミリー・モーガンや『さざなみ』(2015)『荒野にて』(2017)のトリスタン・ゴライアーが務める。共演は、『ノッティングヒルの恋人』(1999)ジェームズ・ドレイファス、「ボディガード -守るべきもの-」(2018)ピッパ・ヘイウッドら。
映画『Supernova』は、2020年9月24日にサン・セバスティアン国際映画祭で、10月11日にロンドン映画祭でプレミア上映予定。英劇場上映は11月27日より順次開始予定だ。なお、日本の配給はカルチュア・エンタテインメント株式会社が担当する。
※2020年9月23日16:16 予告編内の英語台詞を紹介する部分にて、一部修正を行いました。
Source: Variety