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『スター・ウォーズ』新作映画、2022年・2024年・2026年に公開決定 ─ 『アバター』続編シリーズ4作品と隔年交互公開へ

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
©Lucasfilm Ltd 写真:ゼータイメージ

米ウォルト・ディズニー・カンパニー/ルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画3本を2022年・2024年・2026年に公開することを発表した

ディズニーは20世紀フォックスとの事業統合を経て、ジェームズ・キャメロン監督作品『アバター』(2009)続編シリーズ4作品と『スター・ウォーズ』新作を2021年から2027年まで1年おきに交互公開する計画だ。

『スター・ウォーズ』新作3本、製作・公開決定

報道によれば、『スター・ウォーズ』新作は2022年12月12日2024年12月20日2026年12月18日に米国公開予定。ディズニー/ルーカスフィルムは、2019年12月公開『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』をもってシリーズを一時休止すると発表していたが、3年間の沈黙を経ての復活が早くも示された形だ。

進行中の『スター・ウォーズ』新3部作は、『フォースの覚醒』(2015)『最後のジェダイ』(2017)を経て『スカイウォーカーの夜明け』で完結。同作をもって『エピソード4/新たなる希望』(1977)で始まった「スカイウォーカー・サーガ」も終幕を迎える。

スター・ウォーズ
©Twentieth Century-Fox Film Corporation Photographer: John Jay 写真:ゼータ イメージ

これまでルーカスフィルムは、続3部作に続く『スター・ウォーズ』映画として、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督が指揮する新3部作と、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)脚本家のデイヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスによる新シリーズの企画を同時進行してきた。おそらく、2022~2026年の3作品はいずれかの企画になるとみられる。

現在、ライアン監督は新作ミステリ映画『Knives Out(原題)』のポストプロダクション(仕上げ作業)を進行中。したがって『スター・ウォーズ』新3部作の進捗状況は不明だが、企画は変わらず存在している。ベニオフ&ワイスも「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」が全世界放送中で多忙の身だが、同作が完結しだい『スター・ウォーズ』に入る予定だ。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が米Entertainment Weeklyに語ったところによれば、すでにライアンとベニオフ&ワイスは「10年間のストーリーテリング」を見据えて共同作業にあたっているという。

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『アバター』続編4作品、公開スケジュール変更

ディズニー/20世紀フォックスは、企画・撮影などが進められてきた『アバター』続編シリーズ4作品の米国公開スケジュールを変更。冒頭に記した通り、『スター・ウォーズ』と1年おきの交互公開となる計画が組まれている。

発表によると、『アバター2(仮題)』は2020年12月18日から2021年12月17日へ公開日を1年延期。続く第3作は2021年12月17日から2023年12月22日へ、第4作は2024年12月20日から2025年12月19日、第5作は2025年12月19日から2027年12月17日へと変更された。当初の予定より全体として先送りにされたことで、製作スケジュールに余裕が生まれたことは大きなプラスといえるだろう。

アバター
© 20th Century Fox 写真:ゼータ イメージ

2021年から2027年まで、ディズニーは年末に『スター・ウォーズ』と『アバター』という強力コンテンツを毎年用意することになる。2019年5月現在、ディズニー/マーベル・スタジオ作品『アベンジャーズ/エンドゲーム』の全世界興行収入が『アバター』を抜いて歴代新記録を樹立する可能性が濃厚になりつつあるが、2027年までに新たなる記録を打ち立てることはできるか。各作品のポテンシャルとクオリティが今から楽しみだ。

『スター・ウォーズ』『アバター』米国公開日

  • 『アバター2(仮題)』2021年12月17日
  • 『スター・ウォーズ』(タイトル未定)2022年12月12日
  • 『アバター3(仮題)』2023年12月22日
  • 『スター・ウォーズ』(タイトル未定)2024年12月20日
  • 『アバター4(仮題)』2025年12月19日
  • 『スター・ウォーズ』(タイトル未定)2026年12月18日
  • 『アバター5(仮題)』2027年12月17日
ひとまず『スカイウォーカーの夜明け』!

Source: Variety, EW

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。