『スター・ウォーズ/新たなる希望』オリジナル版が1978年以来初上映へ ─ 40年間マイナス5℃保管の貴重フィルム、ロンドン映画祭で蔵出し

1977年公開の伝説の第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』劇場公開時の貴重なオリジナル版が、2025年6月開催のロンドン映画祭で特別上映される。
オリジナル版の『スター・ウォーズ』は時代と共にジョージ・ルーカスやルーカスフィルムの意向によって追加編集が加えられてきた。現在一般で視聴・鑑賞できるバージョンは、公開当時のバージョンとは厳密には異なるものである。

変更が加えられたシーンの代表例は、惑星タトゥイーンのカンティーナ酒場でハン・ソロが賞金稼ぎのグリードとブラスター射撃を交わすシーンだ。これは「ハンが先に撃った(Han Shot First)」論争として今も話題に上がることがある。そのほかジャバ・ザ・ハットをはじめ、CGによるシーンや描写の後付けが全面的に行われた。
現在、一般には公開当時のオリジナル版にアクセスすることは不可能だったが、これが実現する。オリジナルプリントが一般公開されるのは、1978年12月以来初めての機会だという。
BFI(英国映画協会)がディズニーとルーカスフィルムとの交渉を重ね、イベントの初夜への特別上映にこぎつけた。この希少なテクニカラー・プリントはBFI国立アーカイブにて40年間にわたってマイナス5℃で保管されていたもので、状態も良好という。“製造者に感謝!”
オリジナル版『新たなる希望』は現地時間6月12日から開催の映画祭オープニング作品として上映。クロージングナイトには、故デヴィッド・リンチのカルト傑作「ツイン・ピークス」パイロット版エピソードの「新品同様」35ミリフィルム版を上映。主演カイル・マクラクランも登壇予定という。
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