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【特集】『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』オーダー66生き延びたパダワンと帝国軍のジェダイ狩り、新たな冒険が始まる

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

オーダー66を生き延びたジェダイ・パダワンと、帝国軍のジェダイ狩り。『スター・ウォーズ』のロマン溢れる最新ゲーム『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー™』がやって来る。1人プレイ専用アクション・アドベンチャー作品としては、2010年発売の『Star Wars: The Force Unleashed II』以来、ファン待望の最新作だ。

描かれるのは映画『エピソード3/シスの復讐』(2005)と『エピソード4/新たなる希望』(1977)の中間。オーダー66後、身を潜めるジェダイたちのドラマを一度は空想したことがあるというファンも多いのでは。歴史から消えゆくジェダイの騎士たちと新時代の幕開け……。どうして、こうも想像力をくすぐられるのだろう。侍が姿を消す幕末〜明治維新にロマンを感じる歴史ファンが多いのに似ている気がする。


『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』が描くのは、まさにその時代だ。同時代を描く映像作品には「スター・ウォーズ 反乱者たち」(2014-2018)がある。こちらは反乱同盟軍の結成までを描くもので、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は、ジェダイ・オーダー復興を志すジェダイ・パダワンの知られざる冒険が明かされることになる。

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

ここで一度、オーダー66の流れと、滅ぼされたジェダイたちへの想いを改めてから、本作の公式発表トレーラーを鑑賞してみよう。きっと、「こんな『スター・ウォーズ』を待っていた!」と興奮できるはずだ。しかも今回は、その物語をただ観るだけではない。あなた自身が主人公となって、遥か彼方の銀河系で冒険に出かけるのだ!

“オーダー66を実行せよ……”

『エピソード3/シスの復讐』で描かれたオーダー66は、『スター・ウォーズ』の歴史における最大で最悪の事件だった。共和国のグランド・アーミーを指揮していたジェダイたちが、それまで共に戦っていたはずのクローン・トルーパーたちに次々と葬られてしまった。

この恐ろしき指令を下したのは、シスの暗黒卿ダース・シディアス。表向きは共和国の最高議長パルパティーンとしての顔を持つシディアスは、銀河を独裁すべくジェダイを粛清し、共和国を銀河帝国に作り替えようと企んでいたのだ。

ダース・シディアスはパダワンのアナキン・スカイウォーカーに、シス・アプレンティスとしての素質を見出していた。アナキンが燻らせるジェダイ評議会への不満と、妻パドメを死の運命から救いたいという気持ちをダシに、時間をかけて誘惑していたのだ。やがてジェダイ評議会がダース・シディアスの正体に気づき、メイス・ウィンドゥがジェダイ・マスターらを連れて捕らえようとすると、シディアスはアナキンを味方につけてジェダイを討滅してしまう。

これを契機に、シディアスは長年かけた計画を一気に実行に移す。アナキンには“ダース・ベイダー”の名を与え、正式に自身のシス・アプレンティスとして迎え入れる。いよいよ始まるジェダイ狩りのため、ベイダーはジェダイ聖堂に送り込まれ、そこで子供も含む全ての戦士を殺害する。

「時は来た。オーダー66を遂行せよ。」シディアスは、銀河の各地にいるジェダイたちを皆殺しにするため、ジェダイ抹殺のコードネームであるオーダー66を発令。クローン・トルーパーは脳内に行動制御チップが埋め込まれており、シディアスによる「オーダー66」の一声で、疑問を持つこと無くジェダイ抹殺を遂行できるようプログラムされていたのだ。このチップはシディアスがクローン・トルーパー製造計画当時から企んでいた陰謀である。

オーダー66の指示を下された各地のクローン・トルーパーらは、たった今まで共に戦っていたジェダイを次々と暗殺。キ=アディ=ムンディ、プロ・クーン、アイラ・セキュラら、頼もしいジェダイ・ナイトらが倒された。

ヨーダとオビ=ワン・ケノービはこの危機を逃れた。オビ=ワンはかつての愛弟子との決闘を余儀なくされ、自らの手でアナキンへ決別の一撃を下した。シディアスはヨーダの攻撃から逃れ、あたかもジェダイが反逆を企てたかのように元老院を操作。彼らの恐怖を利用して、「平和のため」という大義名分のもと、共和国を銀河帝国に作り変えると、自身は皇帝に座したのだった。銀河に、暗黒の時代が忍び寄っていた……。

『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』公式発表トレーラー

「私はマスター・オビ=ワン・ケノービ。残念な報告だ。帝国の邪悪な暗闇に、我々ジェダイも共和国も飲み込まれてしまった。これは粛清を生き延びたジェダイへの警告と励ましだ。

フォースを信じよ。

聖堂に戻ってはいけない。時代は変わった。いま未来は不確かなものとなった。全員が試されている。われらの信念、信頼、そして友情。だが耐え抜かねばならない。耐えればいつか新しい希望が生まれてくる。フォースとともにあらんことを。」

オビ=ワンは、銀河のどこかで生き延びたジェダイに最後のメッセージを送る。皇帝パルパティーンは、尋問官と呼ばれるジェダイ・ハンターを送り出し、ジェダイ生存者をひとり残らず抹殺するつもりだった。そして今、銀河のはるか辺境の惑星ブラッカで、ひとりの若者カル・ケスティスが工業地区で隠れるように生きていた──。

「今までとは違う。今は、3つのルールがある。」かつてパダワンだったカルは、廃棄された主力艦の解体を行う「スクラッパー・ギルド」の労働者として密かに暮らしていた。「目立つな」「過去を受け入れろ」「誰も信じるな」

ある時カルは、仕事仲間を事故から助けるために思わずフォースを使う。結果としてフォース感知者であることが知られてしまい、尋問官に追われる立場となる。逃亡の最中でカルは、元ジェダイの騎士や気難し屋のパイロット、恐れ知らずの小さなドロイドと出会い、失われた古代文明の謎に迫っていく。ジェダイ・オーダー再建のために……。

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

映画やスピンオフ作品に直結するキャラクターたち

『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の中間を描く本作には、映画やスピンオフ作品から様々なキャラクターが登場する。

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例えば、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で、パルチザンと呼ばれる抵抗勢力を率いた過激派ゲリラ闘志のソウ・ゲレラも登場。公開されているゲームプレイ・デモ映像では、キャッシークで帝国軍の樹液精製所から囚われたウーキー族解放の任務をカルに託している。

『ジェダイ:フォールン・オーダー』帝国軍の面々

尋問官 セカンド・シスターとナインス・シスター

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

このゲームで主なヴィランとなるのが、帝国の尋問官であるセカンド・シスターだ。尋問官とは、皇帝パルパティーンがジェダイ生存者を始末するために組織したジェダイ・ハンター。これまでにアニメやコミックに登場していて、「反乱者たち」の大尋問官はそのリーダーにあたる。全員が元ジェダイからダークサイドに転向しており、ダブル=ブレード回転式ライトセーバーを使用している。

『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』に登場するセカンド・シスターは、コミック『スター・ウォーズ:シスの暗黒卿』の一コマで姿を見せていた女性で、ダークサイドのフォースの使い手。公開されている映像では、空中からフワリと舞い降りる姿を確認できる。

もうひとりの尋問官ナインス・シスターも、同コミックでダース・ベイダーがモン・カラを占領に現れる場面で登場する(ちなみに、コミックでナインス・シスターらを出迎えるのはアクバー提督だ)。ドウーティンと呼ばれる種族で、『フォースの覚醒』(2015)惑星タコダナのマズ・カナタの城にたむろしていた、顎から2本の角が生えた巨体エイリアンの同種と言えばピンとくるだろうか。ちなみにナインス・シスターは女性である。

パージ・トルーパー

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ストーム・トルーパーやスカウト・トルーパー、フレイム・トルーパーといったおなじみの敵兵に加え、新たに登場するパージ・トルーパーは、シルバーと赤がアクセントとなった暗黒のアーマーに身を包んでいる。ヘルメットのデザインは、共和国グランド・アーミー時代の空中線特化型クローン・パラトルーパーにも似ているようだ。

尋問官に仕える兵士で、ジェダイの残党狩りのために特別な訓練を受けている。ジャンゴ・フェットをオリジナルとする旧共和国時代のクローン最後の世代というのもアツい。公開されているゲームプレイ・デモ映像では、カルを見つけるや「ジェダイか この時を待っていたぞ」と襲いかかってくる。『シスの復讐』マグナガードも使用したエレクトロスタッフの使い手のようだ。

KXシリーズ・セキュリティ・ドロイド

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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場したK-2SOはキャシアン・アンドーが再プログラミングしたため反乱軍の心強い味方だったが、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』のKXシリーズ・セキュリティ・ドロイドは本来の姿通り、帝国軍のドロイドとして登場。長い腕を振り下ろし、パワフルな機動力を駆使してカルを軽々持ち上げ叩きつける。手強い相手になりそうだから、『ローグ・ワン』でK-2SOに抱いた愛着は一旦忘れて、心して挑みたい。

帝国軍の兵器

AT-STはどうやらボス戦としても登場するようで、プレイヤーはライトセーバー一本とフォースの力でこのウォーカーと戦わなくてはならない。機体を撃破した後には、コックピットから脱出する帝国軍兵士を仕留めることも忘れずに。

帝国の地上軍力の象徴とも言えるAT-ATは、プレイ動画ではツタやコケを生やして、まるで動く古代遺跡のように行進している。ツタをつたって機体によじ登り、コックピットに乗り込んで操縦する展開となるようだ。ズシン、ズシンと進みながら、行く手を阻む敵勢力を一気に叩け。

冒険を共にする仲間たち

相棒ドロイドのBD-1

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

『スター・ウォーズ』のヒーローには、愛らしさと頼もしさを兼ね備えた相棒ドロイドが欠かせない。カル・ケスティスのお供となるのは、本作で初登場となるBDユニットのBD-1だ。常にカルのそばに控えて、狭い場所を探索したり、周囲から役に立つ情報をスキャンしたり、戦闘中にカルを回復したりと活躍する。双眼鏡のような頭部に胴部と二本脚が連結した小振りなドロイドで、なんとも愛くるしい。開発のリスポーンとルーカスフィルムは、実に2年がかりでデザインしたのだとか。ちなみにピコピコと愛らしい“声”は、R2-D2のそれやライトセーバーの音、ダース・ベイダーの呼吸音を作成したベン・バートが手掛けたとのこと。

シア・ジュンダとグリーズ・ドリタス

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

シア・ジュンダは元ジェダイの女性で、現在はジェダイ・オーダー再建を目指している。グリーズ・ドリタスは口うるさい気難し屋のパイロットで、ラテロと呼ばれる新種族の男性。お椀型の頭と髭、四本の腕が特徴的だ。心強い仲間たちと共に、たとえ暗黒の時代にあっても「希望」を絶やさず闘おう。

誰もが等しく『スター・ウォーズ』に没入できるゲームシステム

『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は、1人プレイ専用のアクションゲームだ。同じくEAより2017年に発売された『Star Wars バトルフロント II』のように、オンライン対戦は存在しない。だから、他のプレイヤーを気にすること無く、自分のペースで『スター・ウォーズ』の世界に没入できる。

それから、追加課金が必要なダウンロードコンテンツや、いわゆる“ガチャ”と呼ばれるルートボックスの計画もなく、本作のみで完結されているという点も重要だ。本作はゲーム作品であるが、一方で『スター・ウォーズ』の立派な最新作でもある。普段はあまりゲームをしないというファンでも、戸惑うことなく安心してプレイできるのはありがたい。

あるいは、『Star Wars バトルフロント II』はプレイしたというファンも少なくないだろう。いち歩兵の視点から激しい戦地に出陣し、時にルーク・スカイウォーカーやダース・ベイダーといった「ヒーロー」を操って戦場で活躍できる楽しさのあった『バトルフロント II』とは異なり、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』では初めからジェダイ・パダワンのカル・ケスティスを操作できるアクション・アドベンチャーだ。ライトセーバーやフォースを操るという夢が叶う。

ジェダイの能力をを駆使して

主人公があくまでパダワンであることにも、ゲーム上の理由がある。つまり、ゲームの進行に伴って新たなスキルを獲得し、プレイヤーと共にジェダイとして成長できるのだ。

物質の動きをスロー化できる“フォース・スロー”も、カルが駆使する能力のひとつ。動く足場を止めて向こう岸に渡ったり、相手の動きを封じることもできる。『フォースの覚醒』(2015)でカイロ・レンが見せたように、ブラスターの砲弾も止められる。相手を引き寄せる“フォース・プル”や、逆に吹き飛ばす“フォース・プッシュ”も可能。一対多数の立ち回りが求められるから、プレイヤーの戦略が試されそうだ。

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そして、ライトセーバーを振り回すアクションは全ての『スター・ウォーズ』ファンにとってお待ちかね。「ブシュウン!」「ヴヴヴヴヴ……」起動音を聞いただけで胸躍る、「文化的だった時代の優美な武器」(オビ=ワン談)を操って、トルーパーのブラスターを弾き返し、敵やクリーチャーを斬り、暗闇では灯り代わりにかざしながら冒険しよう。

スター・ウォーズ ジェダイ フォールン・オーダー

本作は『スター・ウォーズ』のカノン(正史)に属する物語。オーダー66の後、ジェダイ・オーダー復興を目指したジェダイたちはどのような運命を辿ったのか? なぜジェダイ・オーダーは復興できなかったのか? ジェダイ殲滅、銀河帝国が台頭する時代の『スター・ウォーズ』。ここに、知られざる物語が加わる。映画『スカイウォーカーの夜明け』でサーガ完結を迎える『スター・ウォーズ』の、総仕上げに相応しい一作だ。

PlayStation®4専用ソフト『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は、2019年11月15日(金)パッケージ版とダウンロード版が発売。ジェダイになれ。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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