『スター・ウォーズ』レイ主役の新映画は初の女性監督、「はるかかなたの銀河系に女性躍進の時が来た」

スター・ウォーズの銀河からは、現在いくつかの新作映画企画が準備中だ。中でも注目度が高いのが、レイ(デイジー・リドリー)が主人公となって『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)の15年後を描くという作品。
この企画は期待すべき理由がいくつかあり、スター・ウォーズ史上初めて女性監督が起用されるという点もそのひとつ、これまでスター・ウォーズでは、『スカイウォーカーの夜明け』の第二班監督にヴィクトリア・マホーニー、「マンダロリアン」や「オビ=ワン・ケノービ」監督にデボラ・チョウを起用し、女性クリエイターの機会を押し広げてきた。
パキスタン出身のシャルミーン・オベイド=チノイは、このレイ主役映画で初めてスター・ウォーズ映画の女性監督を務める。米CNNでは、「今回の企画にはとても興奮しています。私たちの作るものが、とても特別なものになると予感しているからです」と、明るく前向きな期待感を語った。
「今は2024年です。はるかかなたの銀河系の物語を作るのに、女性が前に出る時が来たのです。」
オベイド=チノイははジャーナリストとしての顔も持ち、フィルムメーカーとしてはジェンダー不平等を訴える作品を手掛けている。すでにアカデミー賞に二度輝いており、2012年と2016年にそれぞれ短編ドキュメンタリー映画賞を獲得した。マーベル・スタジオ「ミズ・マーベル」のエピソード監督も担当している。
『スカイウォーカーの夜明け』から15年後を描くという本企画は、「戦後の時代、ファーストオーダー後の時代」が舞台。ジェダイが無秩序状態にあるなか、15年後のレイは「ジェダイ聖典やルークとの約束に基づき、ジェダイ・オーダーの再建を試みている」という。レイ役を再演するリドリーはその概要について「私が予想したものとは違いますが、でもとても楽しみです」とコメントしている。製作や公開についての時期予定は明らかになっていない。
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Source:CNN