『スター・ウォーズ』レイの続編映画にフィン、ポー・ダメロン、カイロ・レンは登場しない見込みか

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)から15年の新時代を舞台に、レイの“その後”を描く新作映画には、どうやらフィンやポー・ダメロン、カイロ・レンといった続3部作の主要キャラクターは登場しない可能性があるようだ。
この新作は、「戦後の時代、ファーストオーダー後の時代」を舞台に、ジェダイが無秩序状態にある中、レイがジェダイ・オーダー再建を試みるという内容。カイロ・レンはともかくとして、レイと共に戦ったレジスタンスの盟友であるフィンやポー・ダメロンが再登場してもおかしくない。
ところがレイ役を再演するデイジー・リドリーは、米Varietyのインタビューで「アダム・ドライバーやジョン・ボイエガ、オスカー・アイザックといった共演者抜きで『スター・ウォーズ』映画を作るのは、奇妙な感じがしますか?」と尋ねられると、「いいえ」と否定している。リドリーはこの新作の概要を知らされているというが、新作については「何がなんなのか、誰がだれなのかわからないから」というのが理由らしい。もっとも、守秘義務の都合でリドリーが「誰々は出ますよ」と回答できないだけなのかもしれないが。
この問答でリドリーはすぐに、次回作についての内容ではなく、自身の役者としての成長という一般論に話題を移し替えている。『スター・ウォーズ』トリロジー以降、「私にはたくさんのことがありました」とリドリーは続けている。
「今は成長したという実感があります。始めた時は20歳くらいでした。現場でも最年少。自分でもあの場所に相応しいと思えるようになったのは、3作目になってからのことです。今はもう30代になって、全てのことが違って感じられます。他のフィルムメーカーと仕事もできるようになったし、もっと良い演者になれたらいいなと思っています。」
『スター・ウォーズ』には、足元で3作の映画企画があり、レイの続編はそのうちの一つ。最初に動き始めるのは「マンダロリアン」シリーズの実写映画『マンダロリアン&グローグー』で、2024年内にも撮影に取り掛かる運びとなっている。
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Source:Variety