木村拓哉、海外ドラマ出演決定 ─ 「ゲースロ」プロデューサーの海洋SFサスペンス

「ゲーム・オブ・スローンズ」主要プロデューサーのひとり、フランク・ドルジャーによる大型国際ドラマ「THE SWARM(原題)」に、日本から木村拓哉が出演することがわかった。木村が海外制作ドラマに参加するのは初となる。
2022年世界同時放送&配信を予定。日本ではHuluにて独占配信予定。
「THE SWARM」は、世界各地を舞台にした海洋SFサスペンス超大作。物語は、深海に生息する未確認知的生物の群れに直面する“人類の闘い”を描く。全人類の運命は一握りの科学者グループの手に託されることになるというストーリーで木村は、人類の危機に立ち向かう科学者グループのひとつを組成し海洋問題に取り組む“ミフネ財団”の創設者で、自らそのチームを指揮するアイト・ミフネを演じる。
木村の出演について、本作の製作総指揮フランク・ドルジャーは「『ゲーム・オブ・スローンズ』と同様に、この『THE SWARM(原題)』においては、全体の調和が本質的に重要であり、キャラクターたちに生命を吹き込んでくれるオリジナリティー溢れる魅力的な俳優達の布陣が成功の鍵であると常にイメージしていました。木村さんに演じてもらう役は、強く権威ある雰囲気と際立った知性を同時に表現できることが求められますが、彼の作品を拝見しこのキャラクターを演じるのにまさしくうってつけと確信しました」と語っている。
「THE SWARM」とは
原作は、2004年にドイツで発表され、「ダ・ヴィンチ・コード」から首位を奪い、ドイツ国内だけで450万部を売り上げたフランク・シェッツィングのベスセラー小説「THE SWARM」。世界的にも大ヒットし、27言語に翻訳されている。
原作小説の著者であり、本作のエグゼクティブ・プロデューサーも務めるフランク・シェッツィングは、「僕にとって重要だったのは、『THE SWARM』を単に映像化することではなく、現代化することでした。すなわち、起こりうる未来を描き、若い世代の人生や恐怖、希望をストーリーの中心に据えることです。脚本は完成し、今は俳優や監督、撮影監督やVFXアーティスト達に任せる段階です。何が起こるか、わくわくしています。」、ndFインターナショナル・プロダクションのマネージング・ディレクター、エリック・ウェルベールは、「(水中以外の)撮影はすべてイタリアで行われますが、物語で描かれる舞台はカナダやペルー、ノルウェー、その他様々な国や地域に及びます。イタリア国内でセットを組んで撮影することで、環境に配慮した制作が実現できます。この作品を制作する目的に沿ったやり方で撮影できることを誇りに思っています。」と語っている。
エグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねるマーク・ハッファム(「ゲーム・オブ・スローンズ」、「オデッセイ」(2015))は「ヨーロッパ発の野心的なドラマシリーズ企画でフランク(・ドルジャー)と再び仕事ができることを大変嬉しく思っています。環境破壊と保全という現実社会の喫緊の課題に即した本作のテーマに惹かれてすぐに参加を決めました」とコメント。
この世界最大級の海洋SFサスペンスの製作には、世界の秀逸なクリエイターたちが集結している。監督は、様々な賞で受賞歴のあるバーバラ・イーダー(「バーバリアンズ -若き野望のさだめ-」(2020)「Thank You For Bombing(原題)」(2015))と、ルーク・ワトソン(「Britannia(原題)」(2019)「リッパー・ストリート」(2012~2016))、アカデミー賞ノミネート歴のあるマーク・ハッファム(「オデッセイ」(2015)、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011~2019)、「プライベート・ライアン」(1998))とウテ・レオンハルト(「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018~)「食べて、祈って、恋をして」(2010)「SEX AND THE CITY」(1998~2004))がプロデューサーを務め、ショーランナーのフランク・ドルジャーと、原作者のフランク・シェッツィングがドラマ向けに原作を脚色。本作はドイツ初の全編英語のドラマシリーズになります。脚本はスティーヴン・ラリー(エミー賞ノミネート作品「ストライクバック」(2010~2020))とマリッサ・レストラード(「ディープ・ステート」(2018~))が、クリス・ラントやマイケル・A・ウォーカーと共に担当。極地深海研究者のアンティエ・ボエチウス博士(独ブレーマーハーフェンのアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所)と、ジョン・コプリー博士(英サウサンプトン大学)が科学顧問を務める。
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