A24の新世代ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』YouTuber双子監督が来日決定、『ミッドサマー』『ヘレディタリー』超えた話題作

2023年のサンダンス国際映画祭で話題を呼び、新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」配給で全米大ヒットを記録し、今最も世界の注目を集めるホラー映画「Talk to Me」の邦題が『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』に決定した。2023年12月22日(金)の日本公開に先がけて、人気YouTuberでもあり、本作で衝撃の長編映画監督デビューを果たし映画界の新鋭となったダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟の来日も発表された。
本作では、母を亡くした女子高校生がSNSで流行りの「#90秒憑依チャレンジ」に参加し、そのスリルと快感にのめり込んでしまったことからかつてない事態に発展していく。アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングらが大絶賛したことで話題となり、世界中の配給会社がこぞって手を挙げた中、A24が北米配給権を勝ち取った。『ミッドサマー』(2019)や『ヘレディタリー/継承』(2018)を超える“A24ホラー史上最高興行収入”を記録する大ヒットとなった。すでに監督続投でA24製作による続編『Talk 2 Me』(原題)も決定している。

今回来日が決定した監督のダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟は、オーストラリア出身で現在30歳の超人気双子YouTuber。2人のYouTubeチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」は、ブラックで尖ったコメディや、日本アニメの自家製実写版など、超個性的でエッジの効いた動画が高評価を集めている。2015年第6回ストリーミー・アワードで国際YouTubeチャンネル賞受賞、2016年にはバラエティ誌が選んだ期待の新人に選ばれ、現在680万人のチャンネル登録者数を誇る。映画界でも本作続編に加え、すでに『ストリートファイター』の実写映画化を手掛けることも決定しており注目必至だ。

映画のプロモーションでは初来日とフィリッポウ兄弟。日本を訪れたこともあり、日本のコンテンツにも馴染みが深く、Jホラーでは『リング』や『回路』が好きと語っている。
脚本も担当しているダニーは、初めての長編映画にホラーを選んだ理由として「自分が惚れ込んだ最初のジャンルがホラーで、子どもの頃から大好きでした。でも大人になってから、ダークなテーマを掘り下げるときに、ホラーというものがとても楽しい方法であることに気づいたんです。説教臭かったり、メッセージ性が過ぎていたり、鼻につく感じではないやり方で表現できるからです。劇場での体験という意味でも、ホラー映画はみんなで観て、みんなでリアクションするのが楽しいですよね!」と語っている。
話題の新世代ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』は2023年12月22日より全国公開。
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