ケイト・ブランシェット×マーク・ストロング『TÁR』2023年公開決定 ─ ヴェネチア国際映画祭・最優秀女優賞を受賞
数々の映画賞に輝く名優ケイト・ブランシェット主演、『キングスマン』シリーズのマーク・ストロングが共演する新作映画『TÁR(原題)』が、第79回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞(ケイト・ブランシェット)を受賞。2023年に日本でも劇場公開されることが発表された。
本作は『イン・ザ・ベッドルーム』(2001)『リトル・チルドレン』(2006)でアカデミー賞の脚色賞など複数部門に連続ノミネートされたトッド・フィールド監督による16年ぶりの最新作。ブランシェット演じる指揮者のリディア・ターは、ドイツの有名オーケストラで女性として史上初の首席指揮者に任命された。しかし、天才的な能力とプロデュース力で自らひとつのブランドとしてきたリディアは、のしかかる重圧と過剰な自尊心、そして仕掛けられた陰謀のさなか、その心の闇を少しずつ広げていく……。
出演者はケイト・ブランシェット、マーク・ストロングのほか、『燃ゆる女の肖像』(2019)のノエミ・メルラン、『ザ・コントラクター』(2022)のニーナ・ホス、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のジュリアン・グローヴァー、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(2015)のアラン・コーデュナー。音楽は『ジョーカー』(2019)でアカデミー賞作曲賞に輝いたヒドゥル・グドナドッティルが担当した。
ちなみに本作はヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門における上映後、約6分間のスタンディングオベーションを受け、アカデミー賞を含むさらなる映画賞での健闘ぶりにも注目されている。ケイト・ブランシェットは『アイム・ノット・ゼア』(2007)で受賞して以来2度目の快挙となった。
映画『TÁR(原題)』は2023年全国ロードショー。
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