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タランティーノが構想していた『ルーク・ケイジ』映画版、ローレンス・フィッシュバーンを推していた

ローレンス・フィッシュバーン
Dept. of Defense photo by Navy Petty Officer 2nd Class Dominique A. Pineiro/Released https://www.flickr.com/photos/thejointstaff/34117818524/

マーベル・コミックに登場するヒーロー、ルーク・ケイジをかつて映画化しようと考えていたクエンティン・タランティーノは、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーンを主人公のルーク・ケイジ役に考えていたようだ。ポッドキャスト番組「3 Girls, 1 Keith」にて明かした

コミック『ルーク・ケイジ』の大ファンであるタランティーノが映画化企画を考えていたのは、1992年の映画監督デビュー作『レザボア・ドッグス』後のこと。タランティーノは、コミックオタクの友人たちと、誰がルーク・ケイジを演じるかを巡って白熱した議論を展開したという。

「ローレンス・フィッシュバーンがルーク・ケイジを演じるのに完璧な男だと思ったんです。けど、友人たち全員が、“ウェズリー・スナイプスだろう”という風に言ってきて。[中略]だから、僕は、“ローレンスこそが適役だ”と答えたら、彼らが “でも、(ローレンスは)思いっきり身体を鍛えないとけないだろ。スナイプスならもう仕上がってるぜ!”と言ってきたんです。僕は、“うるせえ!そんなの関係ねえ!全部台無しだよ!”と言い返してやったんですよ。」

ルーク・ケイジは、冤罪で服役中に超人的な力と無敵の皮膚を得て刑務所から脱獄し、悪に染められていくハーレムの街を救う黒人ヒーロー。タランティーノの映画化企画への思惑から約20年後の2016年に、Netflixオリジナルシリーズ「Marvel ルーク・ケイジ」としてドラマ化されている。同作の配信がスタートした2016年9月、タランティーノは原作コミックについて「マーベルはブラックスプロイテーションの魂をスーパーヒーロー・コミックで描こうとしていたんです。うまくいってた、本当によく出来てましたね。だから第1号をもとに脚本を書いて、映画にしようと思ったんです」と当時の映画化への経緯を熱弁していた。ちなみに、タランティーノの友人たちが、ルーク・ケイジ役に推していたウェズリー・スナイプスは、マーベル・コミック原作の映画『ブレイド』シリーズのタイトルロールを演じている。

※1970年代のアメリカで生まれた、アフリカ系アメリカ人向けの娯楽映画のこと

Source:The Guardian

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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