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タランティーノ映画引退作、映画評論家ポーリン・ケイルを描くわけではないことが判明

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ジャパンプレミア レッドカーペット
© THE RIVER

クエンティン・タランティーノの新作にして映画引退作『The Movie Critic(仮題)』について、実在の映画評論家ポーリン・ケイルに焦点を当てた物語になる可能性が語られていたが、タランティーノ自身がこの説を否定した。フランス・パリにて開催されたQ&Aイベントの内容を投稿したファンのツイートを元に米Colliderが報じている。

タランティーノはかねてより監督作10作目での引退意向を表明している。2019年の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は(『キル・ビル』2作を1作と数えた場合)第9作目だった。

引退作は、タランティーノ自身が執筆したオリジナル脚本『The Movie Critic』に基づくもので、2023年秋よりロサンゼルスより撮影開始予定。1970年代後半のロサンゼルスが舞台で、1人の女性が主人公になる可能性があるということから、同時代に活躍した実在の映画評論家ポーリン・ケイルが題材になるのではないかという見立てが立てられてた。しかし、タランティーノは本の出版を記念したイベント内にて、この説を否定している。

イベント参加者によれば、タランティーノは本作のタイトルが『The Movie Critic』になること、1977年が舞台になることを認めつつ、ポーリン・ケイルに関連するものではないと話したという。また、ケイル以外の特定の映画評論家に捧げる作品でもないことを仏France24も報じている。

過去作品の中で魅力的な女性キャラクターを数々登場させてきたタランティーノだけに、相当数のファンがポーリン・ケイルの物語に期待を膨らませていたと思われるが、監督本人のコメントにより、全てがまたベールに包まれることとなった。特定の映画評論家を描くものではないとすると、どのようなプロットなのか関心は増すばかり。しかし、タイトルと舞台は、以前から報じられていた通りとのことで、当代きってのシネフィルであるタランティーノの持ち味が如何なく発揮される作品となることだろう。

▼ の記事

    Source:Collider,Twitter,France24

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    Yuka ShingaiYuka Shingai

    携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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