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『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』ソーに「劇的な変化」を ─ クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」で予告

クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」2日目オープニングステージ
©THE RIVER

2019年11月22日(金)~24日(日)開催の東京コミコン2019」(幕張メッセ)、あいにくの雨模様で迎えた2日目のオープニングは、我らが雷神ソーが飾った。午前10時からのステージには、『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズでおなじみクリス・ヘムズワースが登場。寒いなか早くから集まったファンたちをものの一瞬で沸かせた。

司会を担当したのは杉山すぴ豊。「誰が出て来るかはお楽しみなんですが…」と言いつつ、ムジョルニアを片手に登壇した。杉山の呼び込みでヘムズワースが登場すると、会場いっぱいに集まった観客からは歓声が上がった。微笑みを浮かべながら、客席に手を振るクリス、朝一なのにさっそく神々しい。

クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」2日目オープニングステージ
©THE RIVER

「東京コミコンはいかがですか?」との質問に、ヘムズワースは「東京コミコンに来るのは初めてですが、素晴らしいですね。ものすごく歓迎していただいて、昨日は写真もたくさん撮れたんですよ。興奮しています。今日も楽しみです、ありがとうございます」とコメント。

ヘムズワースが来日したのは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)以来。当時から日本でもマーベルや『マイティ・ソー』、ヘムズワースのファンが増えたことについて、「日本のファンは最高ですよ」と応じている。「残念ながら、『ダーク・ワールド』から来られていなかったので、帰って来られて嬉しいです。大好きな場所だし、みなさんのことも大好きだから」。

クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」2日目オープニングステージ
©THE RIVER

杉山が「クリスさんのためなら、ファンは日本を捨ててアスガルドに行っちゃうと思いますが…」と言うと、ヘムズワースは笑顔で「歓迎しますよ」と一言。会場から歓声があがると、「明日発つから、荷造りしておいて」と付け加えた。

ヘムズワースは『マイティ・ソー』1作目について、「キャリアで一番大きい役だっただから、本当に光栄だったし、夢にも思わなかった。それ以来、ずっと最高のライドに乗っているような気持ちです」と話した。それから『アベンジャーズ』シリーズを含めて演じ続けているが、「何度も演じられてうれしい。いろんな解釈を加え、役柄を進化させ続けられる。いろんな監督や俳優たちと一緒に取り組んでいるからです」。

クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」2日目オープニングステージ
©THE RIVER

そういえばファンにとっては、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)での太った姿も記憶に新しい。「別の角度から演じられたのが良かったです。肉体も精神も変化していて、非常に弱っていましたよね。あの映画では、どのキャラクターにも見たことのない変化が起こる。僕は俳優として、観客のみなさんに新しいもの、ユニークなもの、予想できないものを見せる責任があると思っています。エキサイティングな体験だったし、ソーをさらに楽しく演じられました」。

ヘムズワース自身は、ソーやマーベルのヒーローがこれほどの人気を博している理由を「まずはスタン・リーやケヴィン・ファイギ、マーベルのチームのおかげ」だと分析している。「それから俳優や監督たち、全員が見事にコラボレーションしているからでしょう。それぞれの仕事で、それぞれが恩恵を受けている。そういうチーム精神が成功につながったんだと思います」。杉山から「MCU人気はソー人気、クリスさん人気のおかげでもある」と言われると、「本当にありがとう」と言いつつも「もちろん自分のおかげだとは言えないし、もしもそんなこと言ったら、他のアベンジャーズに怒られちゃいますね」と笑顔を見せた。

クリス・ヘムズワース「東京コミコン2019」2日目オープニングステージ
©THE RIVER

なお「東京コミコン2019」では、ホーガン役の浅野忠信がアンバサダーを務めており、前日のオープニングセレモニーでは舞台上で共演。「ステージでも、舞台裏でも楽しく話せました」と言い、1作目当時を振り返って「初めて共演した時は、本当に新しい体験で、彼と一緒に新しい旅を始めたように思っていました。それから8年、10年経って、ここで会えたのは感動的でしたね」。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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