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スタン・リーの精神は「東京コミコン2018」に ─ マーベル・コミックス編集長やトム・ヒドルストンもステージで追悼

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER

ポップカルチャーの祭典「東京コミコン2018」(2018年11月30日~12月2日、幕張メッセ)が開催され、会場内では2018年11月12日にこの世を去ったスタン・リー氏を偲ぶ場面があった。

そもそも東京コミコンの元となったアイデアは、スタン・リーとアップル社のスティーブ・ウォズニアックがパーティーで出会い、おしゃべりの中で生まれた「テクノロジーとポップカルチャーを融合させる」というもの。コミコンを真のグローバル・イベントとするためには、日本を巻き込まなければいけないと考えたスタン・リーとウォズニアックは、テクノロジーとポップカルチャーをリードする日米が共同でコンテンツを創り上げ、「次世代の”COOL”を発信する」ことを目標のひとつとしていた。

スタン・リーは東京コミコンの名誉親善大使も務めており、2016年の第1回開催、2017年の第2回開催にも続けて来日している。(ちなみにスタンは、飛行機移動があまり好きではなかったそう。)第1回開催時にはテープカットも務めていた。

「東京コミコン2016」 ©THE RIVER

2017年の第2回開催でもウォズニアックと揃ってオープニングステージに登場し、開口一番に「アイ・ラブ・トーキョー!」と叫んでみせた。

「東京コミコン2017」 ©THE RIVER

スタン・リーは、2018年11月12日に亡くなった。本年の「東京コミコン2018」オープニング・セレモニーで株式会社東京コミックコンベンション代表取締役社長の胸組光明氏は、「スタン・リーさん、今年も来られるというご意向を持っておられたんですけれども、残念ながら叶いませんでした」と悔やんでいる。

このステージでは「スタン・リーさんの精神はコミコンに宿っています」として、追悼ビデオが上映。第1回開催時のオープニング・ステージで、スタン・リーが「今回が第1回目の東京コミコンです。これから もっともっといいものにして また ぜひ私を招待して欲しいと思っています」と語る姿が映し出された。

東京コミコン2018 オープニングセレモニー
©THE RIVER

胸組氏の言う通り、スタン・リーの精神は「東京コミコン2018」会場にもあった。追悼のためのモニュメントが設けられ、大勢の来場者が黙祷を捧げていたのだ。

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
黙祷を捧げるファン。 ©THE RIVER

追悼モニュメントの側には、スタン・リーへのメッセージを書き込める記帳ボードも設置。開場前は真っ白だったこのボードは、多くのファンの想いが寄せられ、あっという間にメッセージで埋め尽くされた。3日間の期間中、このボードは毎日新しいものに張り替えられていたが、全日程共にいっぱいのメッセージで埋められた。

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER
東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER
東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER

マーベル・コミックス編集長 C.B.セブルスキー氏が追悼

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
スタン・リー氏への想いを語るC.B.セブルスキー氏 ©THE RIVER

スタン・リーへの追悼は、ゲストが登壇するステージ・イベントでも見られた。日程2日目、12月1日に開催された「マーベル トーク・セッション with C.B.セブルスキー」では、初めにマーベル・コミックス編集長のC.B.セブルスキー氏が追悼。生前のスタン・リーと撮影された写真と共に、次のメッセージを語った。

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER

「私にとって、スタンについてお話するのはとても難しいことです。なぜなら、彼の存在が重要すぎるからです。マーベルの関係者だけにとってでなく、世界中のファンにとっても重要な存在でした。スタン・リーは、1人の人間が、世界中の大勢の人々に良き影響を与えることができるんだという見本を示してくださいました。

もうスタンはいません。それでも、彼は生き続けます。コミックスのページや本、映画の大スクリーンの上だけでなく、私ファン全員の心の中で。スタンはいつだって、私たちと一緒です。…寂しいです。」

C.B.セブルスキー氏のデスク。向かって左手に、スタン・リー氏のフィギュアが確認できる。

また、セブルスキー氏がマーベル・コミックス社内における自身のデスクの様子を紹介する場面では、デスク上にスタン・リー氏のフィギュアが置かれていた。セブルスキー氏は「スタン・リーは、常にインスピレーションを与えてくださるからです」と語った。

トム・ヒドルストンの追悼

東京コミコン2018 トム・ヒドルストン
©THE RIVER

日程2日目、12月1日のクロージング・ステージに登場したトム・ヒドルストンにとって、マーベル映画のロキ役は自身を世界的スターに押し上げた重要な役柄。ステージの最後にメッセージを求められたヒドルストンは、スタン・リーの精神を受け継ぐように語った。

「スタン・リーは、マーベル世界を創造する上で、”inclusion(包括)”の場所にしたかったんです。誰もがその世界に加われる。誰もが仲間になれる世界です。僕のマーベルでの旅は、人々やファン、お客さんとの出会いに満ちています。あなたもその一部です。あなた無しでは存在できません。だから、ありがとう。」

東京コミコン2018 追悼 スタン・リー
©THE RIVER

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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