『プラダを着た悪魔2』痩せすぎたモデルの起用を禁止 ─ メリル・ストリープとアン・ハサウェイが直談判

『プラダを着た悪魔2』は前作同様、華やかで煌びやかなモードの世界を描くものとなりそうだ。しかし、その裏側にある女性の“痩せ”願望を煽らないように、主人公アンドレアを演じるアン・ハサウェイが、ある進言をしている。
前作『プラダを着た悪魔』(2006)では、ファッション誌「ランウェイ」で働くことになったアンドレアが、完璧主義のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のもとで揉まれながら成長していく姿が描かれた。続編ではメインキャラクターがカムバックする。
続編製作にあたってストリープとハサウェイはミラノ・ファッション・ウィークのランウェイに足を運んだそう。ストリープはHarper’s Bazaarに「モデルたちはただ美しく若々しいだけでなく、──私にとってはみな若く見えるものですが── 驚くほどに痩せていることに衝撃を受けました」と語っている。
「その件はもう何年も前に全て解決したと思っていたんです。アニー(アン・ハサウェイ)もそのことに気づいて、プロデューサーたちにすぐ直談判して、私たちの映画に一緒に出てもらうモデルを骨と皮だけのように痩せすぎの人たちにしないでという約束を取り付けたんです。彼女は頼もしい子ですよ。」
近年イタリア、フランスなどヨーロッパ諸国では、BMIが低すぎる、健康を害するほど痩せすぎたモデルをランウェイや広告に起用しない動きが法的にも浸透している。2000年代にファッションモデルが摂食障害により急死したことを受け、医師による健康なBMI基準(概ね18.5以上)の証明書の提出が義務付けられるなどの流れが進んだが、依然として第一線で活躍するモデルたちの多くは非常にスリム。ストリープが驚くのは無理もない話だ。
『プラダを着た悪魔』のミランダは、部下のアンドレアを振り回しながらも一目を置き、要所要所では信頼を託していた。あれから20年、ビジネスパーソンとして経験を積んだアンドレアはかつての上司ミランダや、同僚のエミリー(エミリー・ブラント)たちと再会することとなる。同様に、ハサウェイ本人が、劇中のモデル陣についてプロデューサーに駆け合ったことは、俳優としての成長の証でもある。ベテランのストリープもハサウェイを誇りに思ったということだろう。
予告編ではミランダがアンドレアのことをすっかり忘れている一幕もあるが、キャラクター間の新たな関係性、連帯にも期待したい。
『プラダを着た悪魔2』は2026年5月1日、日米同時公開。
▼ 『プラダを着た悪魔2』の記事
Source:Harper’s Bazaar


























