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キャメロン、『ターミネーター』新作に着手へ ─ シュワちゃん出演ナシ、「新世代にすべき」

ターミネーター

巨匠ジェームズ・キャメロンは、近く『ターミネーター』シリーズ完全新作に取り掛かるつもりのようだ。米The Hollywood Reporterにて語った。

2019年の『ターミネーター:ニュー・フェイト』後となるシリーズ映画第7作。『ニュー・フェイト』では新章を立ち上げたキャメロンだったが、批評・興収面で失敗し、事実上の打ち切りとなった。「新しい観客のための要素が何もない」「全てが誤算だった」と、キャメロン自身も後に反省を語っている

心機一転のキャメロンは、2023年ごろより新作の脚本に手をつけ始めていた。しばらくは『アバター』シリーズで多忙だったが、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』がひと段落すれば、本格的に着手するつもりという。「今後数ヶ月で、『アバター』の方も落ち着く。そうしたら本当に飛び込むつもりです」。

ただし、難産を予感しているようだ。「解決すべき物語上の問題がたくさんある。最大の問題は、現実に起きていることを十分に先取りし、それをSFとして成立させる方法です」と話している。

すでに準備作業に取り組んでいるという。一方、T-800役を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーについては「出ませんよ」とコメント。「キャラクターは新世代にすべき時です。アーノルドには、『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演してもらうようにお願いしました。彼のT-800役の素晴らしい最後でした」。

「ターミネーターと、時間戦争や超知能という概念には幅広い解釈が必要です。人々が想像もしない、新しいことをやりたい」とキャメロン。最新作ではAIの最新事情が取り入れられると見られる。

以前には「AIを兵器システムと組み合わせた、『ターミネーター』のような終末世界が到来するという危険性はいまだにあると思う」とも語った。常に映画と物語の革新に挑み続けたキャメロンは、新たなる時代の『ターミネーター』に何をもたらすのか。

Source:The Hollywood Reporter

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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