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『グラインドハウス』に予告編が登場した架空映画『サンクスギビング』、イーライ・ロス監督で長編映画化決定

Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Eli_Roth_%288608397249%29.jpg

2007年に公開されたオムニバス映画『グラインドハウス』の劇中に挿入された架空映画『サンクスギビング(原題)』の予告編に基づく映画の製作が発表された。米Deadlineが報じている。

1本の映画に2本の作品を収録した『グラインドハウス』は、『プラネット・テラー』をロバート・ロドリゲス、『デス・プルーフ』をクエンティン・タランティーノが監督。劇中では、イーライ・ロスがメガホンを取った『サンクスギビング』、エドガー・ライトによる『Don’t/ドント』、ロブ・ゾンビの『ナチ親衛隊の狼女』という、架空映画3本の予告編が挿入されている。他に登場した『マチェーテ』と『ホーボー・ウィズ・ショットガン』は、それぞれ2010年と2011年に長編映画化された。

この度、TriStar PicturesとSpygrassの製作で映画化が決定した『サンクスギビング』のプロットは伏せられているが、米国で毎年11月の第4木曜日に祝う感謝祭(サンクスギビング)が舞台となることは間違いないだろう。『グラインドハウス』に挿入され予告編では、感謝祭のご馳走を準備中の女性やパレードに参加中の住民たちが切り裂き魔に襲われるシーンや、デート中のティーンエイジャーが惨殺されるグロ描写がフィーチャーされている。

長編映画版でメガホンを取るのは、架空予告編で監督も務めて出演もしたイーライ・ロス。俳優としても活動するロスは、『イングロリアス・バスターズ』(2009)のドニー・ドノウィッツ役でも知られ、『キャビン・フィーバー』(2002)や『ホステル』シリーズなどでメガホンを取り、ホラー作品で定評のある監督だ。

ロスは、架空映画の予告編に出演したジェフ・ランデルと共同脚本も担当し、2人は、『ミスター・ガラス』(2018)のロジャー・バーンバウムとプロデューサーも兼任。SpygrassのCEOゲイリー・バーバー、社長のピーター・オイラタゲレ、「エイジ・オブ・サムライ:天下統一への戦い」(2021)のケイト・ハリソンが製作総指揮で参加する。

すでにキャストも決定しており、『魔法にかけられて』シリーズのパトリック・デンプシー、『ビッグショット!』(2021)のネル・ヴェルラック、『ヒーズ・オール・ザット』(2021)のアディソン・レイ、「レベル 正義の反逆者」(2021)のジェイレン・トーマス・ブルックス、『ゾンビーズ』シリーズのマイロ・マンハイムが出演。

『グラインドハウス』の公開当時にロスが手がけた予告編は好評を博した後、長編映画の企画も浮上したことがある。約16年経って本格始動の運びとなった。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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