ソフィア・コッポラ、名作スリラーのリメイクに挑む!『The Beguiled』予告編が公開

『マリー・アントワネット』や『ヴァージン・スーサイド』など、ガーリーカルチャーの先導者として、様々な映画を手がけてきたソフィア・コッポラの新作『The Beguiled(原題)』の予告編が公開された。

本作は、1971年にクリント・イーストウッド主演で公開された、ドン・シーゲル監督作品『白い肌の異常な夜』(原題:『The Beguiled』)のリメイク作品となる。

予告編は、南部のある森を歩く少女が、一人の負傷した兵士を見つけるところから始まる。兵士は、森の中で営まれる女学校の教師や生徒らに手当てされ、看病を受ける。しかし、このたった一人の男性の訪問により、穏やかだった女性たちの暮らしは一変することとなる。

http://www.slashfilm.com/the-beguiled-trailer/

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予告編を見る限り、本作はこれまでのソフィア・コッポラの作品でも最も異彩を放っているように見える。

『ヴァージン・スーサイズ』で劇的な監督デビューを果たしたソフィアは、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』『SOMEWHERE』『ブリングリング』と、アンニュイでどこか気だるい作風に、パステルカラーやキラキラした小物などの“かわいい”を細部まで詰め込んで、数多くの女の子から支持を集めてきた。

http://www.slantmagazine.com/film/review/the-virgin-suicides (c)1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights Reserved.

http://www.slantmagazine.com/film/review/the-virgin-suicides (c)1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights Reserved.

しかし本作『The Beguiled』は、一転してダークでセクシャリティな印象を受ける。

キャストには、兵士役にコリン・ファレルが抜擢され、女性陣はニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングらがキャスティングされている。常連のキルスティンはソフィアと3度目のタッグで、『ネオン・デーモン』で一躍話題のエル・ファニングは『SOMEWHERE』以来の出演だ。

また本作には、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが共演する『ナイスガイズ!』(2017年2月18日公開予定)でゴズリングの娘を演じるアンゴーリー・ライスも出演する。『スパイダーマン ホームカミング』にも出演している、いま最も注目されている若手女優のひとりだ。

http://cue.ms/news/angourie-rice-the-beguiled/

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エル・ファニングは、今作で濡れ場シーンを演じていることを語っている。

「南北戦争時代が舞台で、南部にある女学校に隠れる北部の兵士が主人公なの。私の衣装は何個もの小さな小さなボタンがついていて、あまりにも小さくて自分で着られないくらいだったわ。何も壊さないように気を付けなくちゃいけなかったの」「でもあの映画にはたくさんのセックスシーンがあるのよ」と語った。

出典:CinemaCafe.net

この発言からも、今作がこれまでのソフィア作品とは異なる、セクシーでダークな作品であることは間違いないだろう。男子禁制の女の園で繰り広げられる、誘惑や抑圧されていた性への目覚め、嫉妬、復讐心が、女性監督の視点でどのようにリメイクされるのか気になるところだ。もっとも当時の服装や、繊細な装飾など、端々にはソフィアらしい要素も見受けられる。続報に注目したいところだ。

『The Beguiled(原題)』は2017年6月に全米公開予定

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ホラー以外を好む雑食系。ミーハーです。

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