車が8回転半、えげつないスタントを『フォールガイ』がやるヤバい映像 ─ ギネス世界記録も更新おめでとう

これぞ、ハリウッド。 スタントマンのダイナミックな物語を描く映画『フォールガイ』より、とんでもねぇスタントアクションの撮影風景が見られるヤバい映像が爆裂公開された。車が8回転半する。
『フォールガイ』は、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『ブレット・トレイン』(2022)のデヴィッド・リーチ(自身もスタントマン出身)監督と、『バービー』(2023)での熱烈パフォーマンスが世界を虜にしたライアン・ゴズリング主演のタッグ作。2024年一番熱烈な映画になりそうだということで話題を集めている。
そのスタントシーン撮影映像。浜辺を疾走する車が、「キャノンロール」と呼ばれる回転技に挑むようだ。フィギュアスケートでは3回転半で「トリプルアクセル」、スノーボードでは4回転で「クワッドコーク」と呼ばれる技となるが、『フォールガイ』がやってのけたのは5回転、6回転、7回転、8回転半だ。
これまでの「キャノンロール」の最高記録は『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)での7回転。『フォールガイ』シーンの撮影では最初のテイクでも素晴らしい映像が撮れたものの、「まだ目指しているところに至っていなかった」ので「もう一台車を用意しました」とサラリと語られている。登場した2台目の車、爆破の瞬間に合わせてお見事8回転半。
車内で揺られまくるスタントドライバーの名はローガン・ホラデイ。「たくさん回転しました。何回転したかはわからなかったけど、とても満足しています」と、ケロリと話している。ちなみにこの回転で、ホラデイはギネス世界記録も正式に更新した。
『フォールガイ』の主人公は、大怪我を負い一線を退いていたスタントマンのコルト・シーバース。ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになったコルトは、そこで監督を務める元カノのジョディ・モレノと再会。ジョディに未練たっぷりのコルトは、彼女の気を引こうとアツいスタントを連発する。そんな中、幾度となく命がけのスタントダブルを請け負うも、過去にあっさりクビを切られた因縁の主役俳優のトム・ライダーが突然失踪してしまう。これを機にジョディとの復縁と一流のスタントマンとしてのキャリアの復活を狙うコルトは、トムの行方を追う羽目になるが、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく……。
危険すぎるアクション全開の映画『フォールガイ』は2024年夏全国公開。
▼ 『フォールガイ』の記事
『フォールガイ』アクション手がけた浅谷康「こういうの、やっぱカッコいいっすよね」が通じる現場 ─ 映画の中の「スタントマンあるある」 ライアン・ゴズリングとの仕事の話も 【ネタバレ】『フォールガイ』あのカメオ出演の裏側 ─ 「連絡したらその日のうちに来てくれた」 最高のカメオでした 『フォールガイ』デンジャラスすぎるハイテンション映画、アクション映画ファン大注目の見どころ PRとにかく危険な映画 ライアン・ゴズリング『フォールガイ』声優陣も規格ガイ ─ 内田夕夜&園崎未恵&津田健次郎&木村昴ら集結の吹替版予告 錚々たる面々 『フォールガイ』IMAXほかスペシャルフォーマット上映決定 ─ ツキに見放されたスタントマンに危険迫る、場面写真10点到着 200%楽しめる
Source:Universal Pictures