「The Last of Us」ドラマ版初予告編 ─ ジョエル&エリーの危険な旅、ゲームの緊迫感を再現

同名の傑作サバイバルアクションゲームを原作に映像化する、ドラマ版「The Last of Us(原題)」の初予告編が到着した。
ドラマ版は、ゲーム第1作のストーリーを下敷きにしたシリーズ。人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルが、寄生菌の抗体を持つ少女エリーを治療の研究のため、目的地へ送り届ける危険な旅路が描かれる。
待望となる初予告編では、エリーが発する「世界に希望がないと思うなら、なぜ前進する必要があるのか?」という問いでスタートする。続いて、ジョエルとエリー、ジョエルの密輸業者仲間であるテスが荒れきった街中を進む姿、ジョエルのフラッシュバックらしきシーン、世紀末的な米国の情景などが映し出される。
ジョエルとエリーが車で移動するシーンでは、冒頭で問いかけたエリーの言葉に答えるかのように、ジョエルが「家族のために前へ進むんだ」と呟くように言う。エリーが「私は家族じゃないの?」と訊くと、ジョエルが「いいや。君は貨物だ」と素っ気なく返答する。だが数多くの危機を潜り抜けていくうちに、ジョエルとエリーは父と娘のような絆を結んでいくことになるようだ。
予告編では、寄生菌に感染して転化した人間、“クリッカー”が発するカタカタという不気味な音が全編にフィーチャーされ、ジョエルとエリーの西部へ向かう旅が危険に満ちていることを予感させる。
全9話となるシリーズでは、「マンダロリアン」(2019-)の主演でお馴じみのペドロ・パスカルがジョエル役を演じ、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のベラ・ラムジーがエリー役にキャスティングされている。そのほかには、アナ・トーヴがテス役、ガブリエル・ルナがトミー役、ニック・オファーマンがビル役、マレー・バートレットがフランク役、ストーム・リードがライリー役、ラマー・ジョンソンがヘンリー役、キーボン・ウッダードがサム役、ニコ・パーカーがサラ役、そしてゲーム版に続いてマール・ダンドリッジがマーリーン役で出演。
脚本・製作総指揮を担うのは、「チェルノブイリ」(2019)のクレイグ・メイジンと、ゲームのクリエイティブ・デイレクターであるニール・ドラックマン。『戦争と女の顔』(2019)のカンテミール・バラゴフ、『アイダよ、何処へ?』(2020)のヤスミラ・ジュバニッチ、『ボーダー 二つの世界』(2018)のアリ・アッバシらがエピソード監督を務める。
ドラマ「The Last of Us(原題)」は米HBO/HBO Maxにて2023年1月15日より米国放送・配信開始。日本でのリリース情報が待たれる。
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Source:@The Last of Us