「ザ・ペンギン」第1話に一瞬登場するQRコードを読み込むと隠しサイトにアクセスできる

この記事には、「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」のネタバレが含まれています。

カーマイン・ファルコーネの死後、ゴッサムでの新たな権力者となることを目指すペンギンことオズワルド・コブは、自身の愛車を窃盗しようとしていた若者集団からビクターという1人の少年を捕まえ、舎弟として利用する。
「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」第1話の中盤で2人が電車に乗って移動していると、「ゴッサムの裏側を見よう」と言いながら、「?」マークがあしらわれたQRコードが印刷されたチラシを配布する男が現れる。男は『ザ・バットマン』に登場したリドラーの信奉者のようだ。

『ザ・バットマン』では、ゴッサムの有力者を次々に殺害しては街の腐敗を暴くリドラーに感化された過激派集団が出現していた。陰謀論に対峙するこの集団は、映画のラストでリドラーが投獄された後も残党が密かな活動を続けているようだ。
実はこのQRコード、実際にスマホで読み取ることが可能だ。アクセスできるのはrataalada.comというURLのWebサイト。これは『ザ・バットマン』劇中でリドラーが開設したサイトで、“rataalada”とはスペイン語で「翼のあるネズミ」の意味。Webサイトは『ザ・バットマン』公開時からアクセス可能で、当時はリドラーからの隠しメッセージが掲載されていた後、数週間後にはゴッサム市警によってドメインが押収されたと表示されていたのだが、「ザ・ペンギン」のリリースに伴ってアップデートされた模様。リドラー信奉者によってドメインが奪い返されたようだ。
現時点でアクセスすると、リドラー信奉者たちによる秘密のチャットのやり取りを覗き見ることができる。内容は以下のようなものだ。
Clockbreak3r:動き出したものは止められない
XXREIGNITINxx:アーカムが患者を解放していて、ブラックゲートも混乱状態だ。旧友のサル・マローニさえもな
HOLDTHELINE81:みんな真実が知りたいち言うが、我々がが光を照らすと目を背ける
DETERMINATOR:連中がまた汚職に目が眩まないようにしよう。殺戮、ファルコーネの権力……
HOLDTHELINE81:ストリートから始める。今夜、9時。地下鉄の外のクラウン・ポイントで落ち合おう
Clockbreak3r:了解だ。革命が始まるぜ
さらに、チャット内の“the Falcone power grab….”のテキスト部分にはハイパーリンクが設置されており、ここからゴッサムのタブロイド記事の切り抜きページに飛ぶことができる。『ザ・バットマン』のラストでカーマイン・ファルコーネが死亡してから数日後に発行された記事のようで、カーマインの息子にしてファルコーネ家の後継者であるアルベルトが「毎晩、裕福な友人たちと街を遊び歩いている」と伝える記事だ。
どうやらリドラー信奉者たちは、権力に浸かって豪遊しながら、次なる権力者となりうるアルベルトを疎ましく思い、狙っているらしい。ところがアルベルトは第1話の冒頭でペンギンによって射殺されており、第2話以降では、ペンギンがその事実をいかに隠し通すか、その死体を送りつけられたソフィアらファルコーネ家が彼の死とどう折り合いをつけるのかが見どころとなる。リドラー信奉者は今にも暴動を起こすべく密かに結集するようだが、果たしてゴッサムの陰謀と暴力の行方は?
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