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被害者はヒュー・ジャックマン、探偵は羊たち ─ 新感覚すぎるミステリー映画『ザ・シープ・ディテクティブズ』米予告編、『ミニオンズ』監督が放つ

https://www.youtube.com/watch?v=pyZI5oM6hWk

被害者はヒュー・ジャックマン、探偵は羊たち──。ミステリー・コメディ映画『ザ・シープ・ディテクティブス(原題:The Sheep Detectives)』の米国版予告編が公開された。

「人生に幸せの秘訣があるとしたら、地球上で一番優しい生き物、羊たちの世話をしていることでしょう!」

ヒュー・ジャックマン演じる羊飼いのジョージ・ハーディは、羊たちに餌をやり、毛並みを整え、毎日ミステリー小説を読み聞かせている。「彼らが物語を聞いているふりをしているのが好きです。まあ、ただの羊なんですが」──そこで読むのをやめると、羊たちはおかんむりだ。

「ウソだろ、なんでそこで止めるんだよ!」「犯人を言いかけてたよね?」「拷問だよこんなの」「メイドが犯人でしょ?」

ところがその翌朝、ほかでもないジョージが遺体で発見された。羊のリリーは、愛する飼い主を殺した犯人を突き止めようと動き出す。警察官は役に立たない、ならば自分たちが手伝えばいい。羊たちは一か八か、牧場を飛び出して事件を追いかけるのだ。

現れた弁護士は、ジョージが遺書を残していたことを明かす。貧乏な羊飼いだと思われていたジョージには、実は3,000万ドルの遺産があったのだ。誰が殺したのか、どんな秘密が隠されているのか?

仲間たちと事件を追うリリーだが、「もしも謎を解けなかったら?」と不安がこみあげる。すると、ジョージの言葉がよみがえるのだ。「今までに数え切れないほどの物語を読んできた。どの話も、とてもシンプルなルールに従っていたんだ」

原作はドイツ人作家レオニー・スヴァンの小説『ひつじ探偵団』。監督は『ミニオンズ』シリーズや『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017)のカイル・バルダで、本作が長編実写監督デビューとなる。脚本は『ハングオーバー』シリーズや「THE LAST OF US」(2023-)のクレイグ・メイジンが執筆した。

出演者は、実写出演にジョージ役のヒュー・ジャックマンをはじめ、弁護士役にエマ・トンプソン、警官役に「メディア王 〜華麗なる一族〜」のニコラス・ブラウン、記者役に『アイデア・オブ・ユー 〜大人の愛が叶うまで〜』(2024)のニコラス・ガリツィンら。

また声優陣には、羊のリリー役に『サンダーボルツ*』(2025)ジュリア・ルイス・ドレイファスをはじめ、「ブレイキング・バッド」ブライアン・クランストン、クリス・オダウド、『ワン・バトル・アフター・アナザー』(2025)レジーナ・ホール、名優パトリック・スチュワート、「THE LAST OF US」ベラ・ラムジー、『ジュマンジ』シリーズのリス・ダービーという豪華キャストが揃った。

映画『ザ・シープ・ディテクティブス(原題:The Sheep Detectives)』は2026年5月8日に米国公開予定。日本公開情報は不明。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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