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ブレンダン・フレイザー、136キロのファットスーツで新作映画に挑む ─ 着用だけで最大6時間かかっていた

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『ハムナプトラ』シリーズや『クライム・ゲーム』(2021)などのブレンダン・フレイザーが、巨漢姿に変貌し話題を呼んでいるA24映画『The Whale(原題)』。本作にてフレイザーは、300ポンド(136キロ)のファットスーツを着用して撮影に臨んでいたようだ。

『マザー!』(2017)ぶりとなるダーレン・アロノフスキー監督最新作では、長年疎遠になっていた娘と絆を取り戻そうとする、重度の肥満に苦しむ英語教師の姿が描かれる。メインキャストのブレンダン・フレイザーを巨漢の男として見せるため、メイクアップアーティストのアドリアン・モローが立ち上がった。本作の監督と幾度に渡り仕事を共してきたモローは、3Dプリンターとデジタルスカルプチャーを使い、いわゆるファットスーツ/ボディスーツを制作したのだ。

Vanity Fairのインタビューにてフレイザーはスーツについて、「コメディ用のものを長年みてきましたが、それらはたいていギャグとして使われてきたものでした」とした上で、「これはそういうものではありませんでした」「美しく拘束的」と説明。フレイザーいわく巨漢の男に変身するのは、「面倒で快適とは言えませんでした」と撮影を振り返っており、こだわりのスーツは一筋縄ではいかない構造に仕上がっていたことをうかがわせている。

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撮影するシーンによってフレイザーは、50ポンドから300ポンド(22キロから136キロ)の体重を背負うことになり、動きが制限されていたそうだ。立ち上がったり、座ったり、スタジオとメイクアップルームの間の行き来したりするときのために、常に数人の補助役まで待機していたという。

もっとも苦労したのは着用時だけでなく、その前もだったようだ。フレイザーはスーツを着用するにあたり、撮影開始当初は毎日5~6時間かかっていたと伝えられている。最後にはその時間が、2~3時間に短縮されたそうだが、それでも短いとは言えないだろう。

大胆な方法で巨漢姿に変身したフレイザー。その最新作『The Whale』は、ヴェネツィア国際映画祭(2022年8月31日〜9月10日開催)、コンペティション部門にてお披露目となり、6分間に渡り観客から拍手喝采を浴びた映画祭での上映後、2022年12月9日より米国公開予定だ。日本では、2023年公開と伝えられている。

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Source:Vanity Fair

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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