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【チビッ子悲鳴】『ソー:ラグナロク』のヴィラン「ヘラ」役は、ロード・オブ・ザ・リング最恐のあの人!

映画『シビルウォー:キャプテンアメリカ』で、どちらか一人でも片方の勢力に与したら、戦況を簡単に覆してしまったであろうMCU版アベンジャーズ最強の2トップ、ソーとハルク。『シビルウォー』では所在不明と伝えられていましたが、2人仲良くマイティー・ソー最新作『ソー:ラグナロク』への出演が報じられています。
また、ブルース・バナー役のマーク・ラファロが、この『ソー:ラグナロク』について、「ミッドナイト・ランみたいな感じ」と発言したことにより、ソーとハルク、あまり仲が良いとは言えない二人が、旅を通じて意気投合して最強コンビを結成、ソーが敵をトンカチでふっ飛ばし、飛んできた奴の足をハルクが掴んでビタンビタンしたりする、クスっと笑えてほんわかしたりする愉快なバディムービーになるのかなと予想しておりましたが、ここに来て、ソーの世界のヴィランである『ヘラ』役として、ケイト・ブランシェットの出演が正式に決定し、様相が一変致しました。

ヘラとは何者か

ソーのお父さんである北欧神話における最高神オーディンと対をなす、『死を司る女神』がヘラです。戦死以外の全ての死者の魂を支配下に置いています。
名誉ある戦死を遂げた勇士の魂はヴァルハラに送られ、このヴァルハラはオーディンの管轄なのですが、ヘラは『死者の魂』を全て支配下に置こうと、オーディンのポジションを狙って、しょっちゅうオーディンやその一族であるソーと争いを繰り広げています。
『ソー:ダークワールド』のラストで、オーディンは養子であるロキに何かされて所在不明になってしまい、アスガルドの王座にはオーディンに化けたロキが座っていますので(ソーはまだ知りません)、オーディン不在の空隙を狙って、ヘラがちょっかいを出してくるとう流れなのでしょうか。とにかくマーベルユニバースにおいて、実力はかなり上の方の(何しろ死神ですので)ヴィランです。

ケイト・ブランシェット怖すぎ問題

まだ記憶に新しい、ピーター・ジャクソン監督のロード・オブ・ザ・リング三部作、及びホビット三部作において、『森の奥方』ことガラドリエルを演じたのが、ケイト・ブランシェットさんです。

『エリザベス』を始めとして『ブルー・ジャスミン』『アイムノットゼア』など主演作がたくさんある中で、筆者が最も印象に残っている彼女の出演シーンといえば『ホビット 決戦のゆくえ』で、サウロンという物語設定上は最も凶悪な存在と、本来は善玉であるはずのガラドリエルが対決するところです。サウロンといえば指輪物語の世界においてはラスボス、ピーター・ジャクソン監督はそれにふさわしく十分に悪そうな造型、恐怖演出をしたと思うのですが、普段は美しいエルフの王妃ガラドリエルさんがひとたび本気になった途端、サウロンがただの目玉の親父にみえるくらい、衝撃的な恐ろしい姿になってしまいます。

この演出がケイト・ブランシェットという女優さんが持つ元々の少し人間離れしたような美貌と雰囲気にこれ以上ないくらいマッチして、指輪物語、ホビットの六作品通じて一番の恐怖シーンになってしまっていました。劇場で見た際に、該当シーンで数名の幼児(レーティングGなので)が一斉に泣き出したのが印象的でよく覚えています。

公開された『ソー:ラグナロク』のアートワークでのヘラを見ても、ガラドリエルと同じ神格の存在としても、ケイト・ブランシェットとの役としての相性はすこぶる良さそうです。ソーとハルクがコンビ組んだら勝てる相手なんていないのでは?と思っていましたが、あのガラドリエルが相手ならば、下手すれば2人そろって土下座、バッドエンドとなっても、それはもう仕方がないのであります。

Writer

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アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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