『プリンセスと魔法のキス』新シリーズが制作中止 ─ ディズニーが戦略変更、別の短編シリーズが始動

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが、ディズニープラスで配信を予定していた映画『プリンセスと魔法のキス』のアニメシリーズ「Tiana(原題)」の製作を中止したことが明らかとなった。米The Hollywood Reporterが報じている。
「Tiana」は2020年に第一報が伝えられ、2023年12月には、「真夜中のミサ」(2021)などで脚本を手がけたジョイス・シェリーが脚本・監督を務めることが決定していた。当初ディズニーは、「Tiana」を2022〜2023年にディズニープラスで配信する計画だったが、2024年にずれ込む見込みだと報じられた。
広報担当者は、ディズニーの事業戦略の変更により、バンクーバーのスタジオで一部の従業員が解雇されると認めている。「Tiana」の関係者によると、クリエイティブ・チームを何度か変更するなど最善の努力を尽くしたものの、製作費を考慮すると、最終的に求められる基準まで到達できなかったという。その他にも、ディズニープラスで配信される予定だった未発表の長編プロジェクトもキャンセルされている。
「Tiana」の企画はお蔵入りとなったが、ディズニーは、『プリンセスと魔法のキス』からインスピレーションを得た、別の特別短編シリーズを開発しているという。開発は初期段階で詳細は不明だが、「Tiana」を手がけるはずだったシェリル・リーが脚本を担い、『探偵クレア 白蘭の女』(2018)のスティーヴ・アンダーソンと共同監督を務める予定だ。
『プリンセスと魔法のキス』は、亡き父の夢だったレストランをニューオーリンズで開くべく、ひたむきに努力するティアナのプリンセス・ストーリー。ディズニー史上初となるアフリカ系アメリカ人のプリンセスとして注目を浴びた。
2024年11月にはカリフォルニア州のディズニーランドに、『プリンセスと魔法のキス』をテーマにしたアトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー」がオープンしており、このタイトルは今も支持されている。
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Source:The Hollywood Reporter