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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』全世界で初動500億円突破狙う!オープニング興収の予測発表

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

映画スター・ウォーズ/最後のジェダイの劇場公開を2017年12月15日に控えて、米国の複数メディアが、そのオープニング興行成績の予想を伝えている。
前作『フォースの覚醒』(2015)が歴史的な大ヒットを収めた『スター・ウォーズ』新3部作だが、本作『最後のジェダイ』は、3部作でも成績が落ち込みやすいといわれる「第2作」。そのジンクスを打ち破ることはできるのか、どこまで数字を伸ばせるのか、関係者のみならず世界中のファンが注目するところだ。

初動成績、4億2,500万ドル超えは確実

The Hollywood Reporter誌は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が12月17日(日曜日・米国時間)までに4億2,500万ドル以上を稼ぎ出すと推測している。北米では公開後3日間で2億ドル以上を記録する予想で、実現すれば2017年最高のオープニング記録となる見込みだ。今年、ハリウッドはまれにみる不入りによって苦境を強いられたが、1年の最後に“挽回”のチャンスが到来したといってもいいだろう。同誌は、本作が海外にて17日までに約2億2,500万ドルの興行収入が予想されている。

これに対して、米Deadline誌はやや幅のある予想を示した。海外において、控えめにいって2億2,500万ドル、妥当な数字として2億4,000万ドルを稼ぐと見込んだのである。ただし同誌は、ことによっては2億5,000万ドルを突破する可能性も否定していない。もし最大値を記録することができれば、『最後のジェダイ』は17日までに全世界で4億5,000万ドル(約510億円)を超えることになる。少なくとも4億2,500万ドル(約482億円)を突破するとみられているあたり、このモンスター・フランチャイズの威力がうかがえるというものだろう。

もっとも、シリーズにとって32年ぶりの“続編”となった前作『フォースの覚醒』は、それどころではない大ヒットに結実していた。北米史上最高のオープニング成績となった2億4,790万ドルにて開幕し、最終的には9億3,670万ドルという史上最高の興行成績をたたき出したのである。
また『フォースの覚醒』は、全世界のオープニング興収において5億2,900万ドルという数字を達成してもいる。この記録は、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)が中国での衝撃的デビューを飾って公開直後に5億4,190万ドルを稼ぐまで、史上最高の初動興収となったのだ。

そんな空前のヒット作を経て、第2作ゆえの落ち込みが想定されている本作では、その底上げを図るためだろうか、諸外国において米国に先がけての劇場公開がスタートする。12月13日(水曜日・現地時間)にはフランスやイタリアにて、翌14日(木曜日・現地時間)にはイギリス・ドイツ・オーストラリア・ロシアなどで、『最後のジェダイ』の全貌が観客の前に姿を現すのだ。ちなみに日本でも14日に先行上映が行われるが、あくまで本公開は15日からとなっている。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー
ところで本作の上映時間は『フォースの覚醒』より15分ほど長いわけだが、これは興行成績にどれだけ影響するのだろうか……?

Sources: https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/star-wars-last-jedi-box-office-targets-huge-425m-global-blastoff-1066559
http://deadline.com/2017/12/the-last-jedi-star-wars-worldwide-box-office-opening-preview-1202225082/
©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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