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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』コード破りの達人、もっと出番が多い予定だった

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)でフィン&ローズが探し求めた“コード破りの達人”、マスター・コードブレイカーは、脚本の初期段階ではもっと大きな役どころだったようだ。カメオ出演者としてこの役柄を演じた、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)やNetflixドラマ「マニアック」(2018)のジャスティン・セローが米Cinema Blendにて明かした。

この記事では、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の内容に言及しています。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、フィンとローズはファースト・オーダーの猛追からレジスタンスを逃がすべく、作戦成功のカギを握るコード破りの達人を探して“カジノの街”カント・バイトを訪れる。必死にマスター・コードブレイカーを探す二人だったが、駐車違反という凡ミスのために本人と出会うことはできなかった。

印象的なコスチュームとヒゲでマスター・コードブレイカーを演じたセローは、ライアン・ジョンソン監督から企画の初期段階で個人的なオファーを受けていたようである。

「撮影の数年前にライアンから電話があって、“こういうキャラクターがいて、それで、こうなって、ああなって”という話をされていたんです。でも製作の途中で、全体が固まっていくにつれて、役の出番が減っていったんだと思うんですよ。
その後は、(撮影の)直前に電話がかかってきて。僕はすっかり忘れてたんですが、彼(ライアン)に“事実上のカメオ出演なんですが、面白いポジションなので…。演じてもらえませんか?”と言われました。そこで僕が思ったのは、“うん、それって…”ってことでしたね。ちょっと待ってくれよ!って。」

すなわちセローは、もう少しで『スター・ウォーズ』の重要キャラクターを演じられたところを、残念ながら逃す結果となってしまったわけだ。ライアン監督の構想した初期のストーリーでは、マスター・コードブレイカーがなんらかの活躍を見せる展開があったとみられる。脚本作業の過程で、物語を引っ張る役割はベニチオ・デル・トロが演じたDJへと託されることになったのだろう。

しかし『スター・ウォーズ』の大ファンだったというセローは、わずかな出番でも『最後のジェダイ』に出演できたことを非常に喜んでいる。

「ストーム・トルーパーの衣裳を着たくてたまらない人たちがいるわけです。だから、(マスター・コードブレイカー役は)最高でしたよ。それ以上の役柄だし、超ぶっ飛んだカジノのシーンで、僕にとっても忘れられない場面になりました。ただセットにいるだけでも、僕は『スター・ウォーズ』の大ファンなので、子供の頃の夢が叶った思いでしたね。楽しかったですよ。」

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』MovieNEXは発売中

Source: CB

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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