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『The Last of Us』ドラマ版、1話ごとの製作費は10億円以上 ─ カナダ史上最大の作品に

The Last of Us Part II(使用可)
©Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog, LLC.

カナダ・アルバータ州にて2021年7月初旬より撮影中である、サバイバルアクションゲームのHBOドラマシリーズ化企画『The Last of Us』。カナダ史上最大の作品とも伝えられている本作だが、どうやら1話ごとにかかる製作費も相当なものとなっているようだ。

ゲーム『The Last of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、寄生菌の抗体を持つ少女エリー、ふたりの危険な旅路を描く作品。全10話構成となるドラマシリーズのストーリーは、ゲームの1作目に基づいた内容が描かれるという。ゲームと同様に壮大な物語が展開されることが予想される本作だが、撮影地の労働組合長であるダミアン・ペティによると、その製作費は1話ごとに8桁ドルもかかるのだという。

「今週撮影が本格的に始まる『The Last of Us』は、まさにモンスター級。5人の監督と何百人もの製作陣が参加しています。6ヶ月の準備期間を経て、(アルバータ州にて)12ヶ月間に渡り撮影が行われます。[中略]この企画は、1話あたり8桁の金額をはるかに超えています。」

正確な金額は明かされていないが、8桁ドルということは、1,000万ドル以上。日本円にして、10億円以上にも及ぶ金額だ。それが10話分ともなれば、100億円は確実に超えることになる。同じく大規模で製作されたHBOドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)は1話ごとにおよそ1,000万ドルがかけられていた。また現在製作中の「ロード・オブ・ザ・リング」ドラマ版は、シーズン1だけで4億6,500万ドルの製作費とされており、日本円にして約504億円となる。『The Last of Us』ドラマ版は、これらと肩を並べる製作費が注ぎ込まれており、それだけの期待が本作に寄せられているというわけだ。

そんなドラマ『The last of Us』のキャストには、「マンダロリアン」(2019-)『ワンダーウーマン 1984』(2020)のペドロ・パスカルがジョエル役、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のベラ・ラムジーがエリー役、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)のガブリエル・ルナがトミー役、ニコ・パーカーがサラ役として参加。マーリーン役は、マール・ダンドリッジがゲーム版から続投する。

トミー役の声優として知られるジェフリー・ピアースは同役とは異なる役として本作に出演。演じるのは隔離地区の反乱者ペリー。「アイアン・フィスト」(2017-2018)マレー・バートレットと、「チェルノブイリ」(2019)コン・オニールも名を連ねている。バートレットはフランク役、オニールはビル役で登場。ふたりのキャラクターはパンデミック後、孤立した町で孤独に暮らす生存者とのみ伝えられている。ビルといえばゲームではジョエルのかつての仲間であり、リンカンの町で登場した男で、フランクはビルのパートナーだ。

パイロット版監督を務めるのは、『Beanpole(英題)』のカンテミール・バラゴフ。そのほか監督としては、アリ・アッバシ&ヤスミラ・ジュバニッチが起用されている。アッバシは『ボーダー 二つの世界』(2018)で、ジュバニッチは『サラエボの花』(2006)や、『アイダよ、何処へ?』(2021年9月17日公開)などで知られている鬼才監督。ダミアン・ペティによると、5人の監督が参加しているため、残りの2名の存在も気になるところだ。

Source: Comicbook.com

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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