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「THE LAST OF US」第3話のビル役、妻に説得されるまで出演を断ろうと思っていた ─ 「私の女神のような妻が、絶対に行けと」

The Last of Us
Photograph by Liane Hentscher/HBO

人気サバイバル・アクションゲームの実写化ドラマ「THE LAST OF US」の第3話は、主人公ジョエル(ペドロ・パスカル)の仲間、ビル(ニック・オファーマン)とフランク(マレー・バートレット)に焦点を当てた物語だ。視聴者からはビル役オファーマンの演技に賞賛が集まっているが、本人は当初、出演オファーを断るつもりでいたようだ。

「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したオファーマンは、「THE LAST OF US」出演に至るまでの経緯を説明。クリエイターのクレイグ・メイジンから脚本を受け取り感銘を受けたものの、他の仕事で忙しく、出演を断念するつもりだったそう。「スケジュール上、この仕事を引き受ける時間がなかったんです」。

そんなオファーマンに出演するよう背中を押したのは、妻のメーガン・ムラリーだ。オファーマンは「私の素晴らしい女神のような妻が脚本を読んで、“あなたはカルガリー(ロケ地)に行くべき。楽しんで!絶対に引き受けなきゃダメ”と言ってくれたんです」と、妻の説得により出演を決めたことを明かした。

ちなみにオファーマンといえばコミカルな役柄のイメージが強いのだが、第3話の脚本を手掛けたメイジンは、あえて彼をシリアスな役に起用したかったという。Podcast番組で次のように語っている。「ヴィンス・ギリガン(『ブレイキング・バッド』のクリエイター)は、コメディ俳優をコミカルでない役に起用するのが好きだと言っていました。なぜなら、彼らは生来の人間性を持っていて、世界の不条理を理解しているからです。ニックは、その良い例だと思います。不機嫌で怒りっぽく、閉鎖的な男の下に人間らしさがあるんです」。

The Last of Us
Photograph by Liane Hentscher/HBO

なお、オファーマンが出演した第3話の視聴者数は前回から12%増加したほか、ファンや批評家から「史上最高のエピソード」と大絶賛されている。素晴らしい脚本はもちろん、完璧なキャスティングも一役買ったといえるだろう。

Source:Collider,The Last of Us Podcast

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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