「THE LAST OF US」ガブリエル・ルナ、実は劇中の刑務所に若い頃リアルにお世話になっていた

人気サバイバル・アクションゲームの実写化ドラマ「THE LAST OF US」で、主人公ジョエルの弟・トミー役を演じるガブリエル・ルナ。第1話で描かれたあるシーンにおいて、自身とトミーの意外な共通点を明かしている。
この記事には、「THE LAST OF US」第1話『闇の中にいる時こそ…』の内容が含まれています。
「THE LAST OF US」第1話では、バーで逮捕されたトミーがジョエル(ペドロ・パスカル)に電話し、「ここから出してほしい」と頼む。その後、ジョエルはトミーを保釈するため、トラヴィス郡刑務所まで迎えに行く。
実はルナ自身も、このトラヴィス郡刑務所に馴染みがあるようだ。トミーがバーで男を殴り倒し、刑務所からジョエルに電話するシーンがあると知った際、ルナは地元の仲間たちと目を見合わせたという。米Comicbook&ETのPodcastでこう語った。
「残念ながら、僕たちは10番街のトラヴィス郡刑務所には馴染みがありますからね。18歳の頃、僕らの仲間の中で不動産屋の父親をもつ相棒のカイルってやつが、“この家は親父が買ってくれたんだ。裏にはバレーボールコートもあるし、行ってみようぜ。女の子を何人か呼んで、そこでビールを飲もう”と言ったんです。僕らはそうしました。ビールとマリファナを買って、女の子を呼んで、裏でみんなで座ったり、バレーボールをしたりしていたんです。
そしたら、通り沿いに住むおせっかいなネリーって人が、見たこともないような車がたくさん車道にあるのを見て、警察を呼ぼうと思ったみたいです。警察がやって来て、僕たちを不法侵入で捕まえました。全員が泥酔者留置場に入れられて、6時間ほどそこにいました。だから10番街のトラヴィス郡刑務所には詳しいんですよ。」
ちなみにトミーが留置所から電話するシーンは、監督・脚本・製作総指揮のニール・ドラックマンがひねり出したアイデアであった。ドラックマンはジョエルを家から出す方法を考え抜いた結果、ルナ演じるトミーが「多くの問題を解決してくれた」と米Entertainment Weeklyに語っている。「トミーが刑務所に入ったのは、感染した人間と戦ったからです。そこで我々は解決策を考え、世界を構築し、このキャラクターたちをさらに強く結びつけ、彼らがどんな人物かを視聴者にもう少し理解してもらえるような演出ができました」。ルナとトミーの共通点も含め、何重もの意味が込められたシーンになったといえるだろう。
HBOオリジナル「THE LAST OF US」はU-NEXTにて独占配信中。
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Source:Comicbook,The Last Of Pods: A ComicBook & ET Last Of Us Podcast,Entertainment Weekly