『トムとジェリー』クロエ・モレッツとジェリーが交渉、トムも登場で波乱の予感 ─ 本編映像が公開

1940年に誕生してから世代を超えて愛され続け、2021年で80周年を迎えるアニメーション・シリーズ「トムとジェリー」。この度、クロエ・グレース・モレッツ主演、実写映画版『トムとジェリー』（2021年3月19日公開）より、波乱の展開を予感させる本編映像が到着した。

多才だけどお調子者でドジなネコのトムと、外見は可愛いがずる賢くて容赦ないネズミのジェリー。会えば喧嘩ばかりで、常に追いかけっこを繰り広げる最強コンビ。7度のアカデミー賞に輝き、良質な物語と誰をも魅了する愛らしいそのキャラクターで、瞬く間に世界中を虜にし、ファンを現在も増やし続けている。そんな世界中に愛される「トムとジェリー」が、スケールアップしてついに現実世界に登場だ。

晴れてニューヨークの一流ホテルである、ロイヤル・ゲート・ホテルのスタッフとなったケイラ（クロエ・グレース・モレッツ）だが、世界が注目する「世紀のウェディングパーティー」を成功させるため、早速重大な任務を与えられる。このたび公開された映像は、ホテルに居候をするネズミのジェリーに、ケイラがダメ元で「だからシンプルに言うと、ここはホテルであなたはネズミ。だから出ていって」と相談を持ち掛けるシーンからスタート。しかし超快適なホテル住まいを満喫しているジェリーは案の定、首を横に振り交渉の余地はない様子だ。

そこで、ケイラが考えたとっておきの秘策として、ホテル帽とネームプレートを身に着けた立派なホテルマン姿のトムが迫力満点に現れる。思いがけず登場した因縁のライバルに驚くも、ジェリーはホテルマン姿の彼を見てお腹を抱えて大笑い。激高したトムが顔を真っ赤にして掴みかかろうとするも、一枚上手なジェリーが慣れた様子で巧みにかわし、得意気な表情を浮かべる。突如として始まった命がけの追いかけっこにケイラもたじたじとなり、ためす術なくすっかり”蚊帳の外”の状態に。一味違うトムジェリのケンカはまだまだ序の口と言わんばかりに、これから巻き起こるさらなる波乱の展開を予感させる映像となっている。

メガホンをとった『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』（2005）のティム・ストーリー監督は、トムとジェリーとの共演シーンを見事に演じたクロエ・グレース・モレッツについて、「クロエは演技力も人柄もすばらしい。今回はコメディタッチの演技をぞんぶんに披露してもらうことができて満足しています。クロエはトムやジェリーと絡むシーンが多いので、カメラの前では一人芝居をすることがよくありましたが、みごとにこなしてくれました」と語っている。そう語るように、まるでふたりのケンカが目の前で実際に繰り広げられているような、困惑しつつもキュートなクロエの表情にも注目だ。

映画『トムとジェリー』は、2021年3月19日（金）全国ロードショー。