ハリウッドを代表する名優、ロバート・レッドフォードの最新作にして俳優引退作、実在した伝説の銀行強盗犯を描く『THE OLD MAN & THE GUN（原題）』が、邦題『さらば愛しきアウトロー』として2019年7月12日（金）よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開されることが決定。日本版ビジュアルと場面写真が到着した。

1960年に俳優デビュー、『明日に向って撃て！』（1969）が大ヒットを記録し、『スティング』（1973）でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたハリウッドの名優、ロバート・レッドフォード。60年近くに及ぶ役者人生で世界中に熱狂的なファンを獲得、各時代に名作を残し続けてきた本物のトップスターが、ついに本作を最後に俳優業を引退する。

レッドフォードが最後に演じるのは、90回以上の銀行強盗と16回の脱獄を繰り返した、実在した“伝説のアウトロー”フォレスト・タッカー（1920-2004）。1980年代初頭のアメリカで、ポケットに入れた拳銃をチラリと見せるだけで、微笑みながら誰ひとり傷つけず目的を遂げた銀行強盗だ。銃は使うが誰も撃たないという掟を貫き、なによりも自分の好きなことを楽しみ、すべてを捧げたというタッカー。レッドフォードが引退作の役柄としてタッカーを選んだのは、その生き方に自らの映画人生を重ねたためだったという。

監督を務めるのは、レッドフォード自身が若い才能を支援すべく設立したサンダンス映画祭にて頭角を現した、『A GHOST STORY／ア・ゴースト・ストーリー』（2017）のデヴィッド・ロウリー。前作の高評価を受けて新たなジャンルに挑戦、レッドフォード引退の花道を飾る監督として抜擢された。

共演者には『A GHOST STORY』でデヴィッド監督とタッグを組んだ、『マンチェスター・バイ・シー』（2016）も記憶に新しいケイシー・アフレック、『キャリー』（1976）『歌え！ロレッタ愛のために』（1980）のシシー・スペイセク、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァー、そして俳優としても活躍する伝説的アーティストのトム・ウェイツ。充実の共演者とスタッフが顔を揃えた。

『さらば愛しきアウトロー』

1980年代アメリカ。伝説の銀行強盗フォレスト・タッカーは、紳士的な犯行スタイルで、銀行強盗と16回の脱獄を繰り返していた。事件を追うジョン・ハント刑事は、誰ひとり傷つけずに2年間で93件もの銀行強盗を成功させたタッカーの仕事ぶりに惹かれ、仕事に疲れるだけの毎日から、彼の逮捕へ向けて再び情熱を取り戻す。フォレストが堅気でないと感じながらも、心を奪われてしまった恋人もいた。そんな中、フォレストは仲間と共に金塊を狙った大仕事を計画するが……。

映画『さらば愛しきアウトロー』は2019年7月12日（金）TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

『さらば愛しきアウトロー』公式サイト：https://longride.jp/saraba/