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『アメリカン・ヒストリーX』トニー・ケイ監督、アメリカ公民権運動描く新作手がける

Tony Kaye トニー・ケイ
A Photo by David Shankbone https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tony_Kaye_2011_Shankbone.JPG

『アメリカン・ヒストリーX』(1998)などで知られるトニー・ケイ監督が、アメリカで発生した公民権運動を題材とした映画『シビル(原題:Civil)』を手掛けることがわかった。米Deadlineが報じている。

公民権運動とは、主として1950〜60年代にアフリカ系アメリカ人によって展開された、黒人に対する差別の撤廃と法の下の平等、市民としての自由と権利を求める社会運動のこと。1955年にアラバマ州モンゴメリーで発生した「モンゴメリー・バス・ボイコット」と呼ばれる事件などをきっかけに、キング牧師らを主導に本格的な運動が展開されていくことになる。

こうした歴史を背景として、『シビル』では1955年に勃発する公民権運動までの数ヶ月間を舞台に、人種分離の両側にいる2人の男が悲劇の灰から“平等”という言葉が示す本当の意味を見つけていく姿が描かれる。『アメリカン・ヒストリーX』にて、白人至上主義を題材にアメリカが抱える人種問題や貧富の差などの社会問題を浮き彫りにしたケイ監督は、分断が叫ばれる現代に向けて何を描くのだろうか。

ケイ監督はミュージック・ビデオ監督としても活躍しており、これまでにグラミー賞で6度ノミネートされている。なお、長編映画作品の監督としては、2011年公開の『デタッチメント 優しい無関心』以来となる。

製作は、米ウォルト・ディズニー運営のネットワーク「ディズニーチャンネル」の元副社長ティナ・トレッドウェル、2020年11月配信のNetflix作品『The Trial of the Chicago 7(原題)』を手がけるドル・デイヴィスらが務める。出演者は明らかになっていないが、撮影自体は2021年初頭の開始を目指しているという。

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Source: Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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